世界中から熱い視線が注がれている実写映画『リトル・マーメイド』。この度、アメリカ・ロサンゼルスにて現地時間5月8日(日本時間5月9日)にワールドプレミアが行われ、アリエル役の新人女優ハリー・ベイリー、ディズニー音楽の巨匠アラン・メンケン、アニメーション版アリエルのジョディ・ベイソンらも登場し、映画完成を祝福した。
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会場となったドルビー・シアターは、まるでアリエルたちの暮らす神秘的な海の中のように、美しく飾られた。そして、キャスト・クリエイター陣が登場すると、ファンたちとの交流を楽しむ姿も。
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“誰よりも美しい歌声”を誇るアリエル役を見事に務め上げたハリーは、待ちに待ったお披露目の瞬間を前に、「日本の皆さん、大好きです!映画を楽しんでくださいね」とメッセージ。
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そんな彼女の魅力についてアランは、「まず、素晴らしい歌声なんだ。そして、歌にポップなエッジを与え、それが曲のクラシックな部分と調和している。女優としても素晴らしいんだ」と絶賛。監督も「ハリーはすばらしい歌声の持ち主で、しかも彼女には、この世のものではないような魅力、純粋さ、情熱、強さもあったんだ」と以前より称賛しており、パワフルな歌声を携えたハリーが、自分を信じ、心の感じるままに外の世界へと飛び出していくアリエルを通じて、世界中に一歩踏み出す勇気や希望を届けてくれるだろうとの期待感を口にする。
同じく、共演したキャスト陣も魅了されたようで、セバスチャンの声を担当したダヴィード・ディグスは「あんなふうに歌えるなんて、ありえないとまで思う。観客はみんな大感激すると思うよ」と言い、カモメのスカットルの声を担当したオークワフィナも「私が子供の頃から愛してきた歌を、ハリーはしっかり敬意を捧げつつ歌ってくれた。彼女がアリエルを演じるのを見るのはすばらしかった。この映画で彼女は本当に輝いていると思う」と撮影当初よりコメントしていた。
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また、アリエルと対峙する海の魔女アースラ役のメリッサ・マッカーシーは、「ロブ・マーシャルは、信じられないほど美しく、面白く、魅力的な物語を作り上げた。私たちが長い間取り組んだこの作品は、愛の結晶となった」とアリエルのストーリーに注目だと話す。
本作に欠かせないのが、珠玉のミュージカルナンバー。まだ見ぬ外の世界への憧れを抱くアリエルの心情を歌う「パート・オブ・ユア・ワールド」や、海の中の楽しさを愉快に表現する「アンダー・ザ・シー」など、アニメーション版で登場した既存楽曲の数々が、その製作に携わったアランとリン=マニュエル・ミランダの豪華コラボレーションにより、新たな魅力を纏って蘇ることに。
加えて新曲3曲が誕生するが、アランは「これ以上嬉しいことはないね。この映画で経験できたこと。私たちが書いた音楽にもね。私たちはこの作品にたくさんの愛情を注いだんだ。それを皆さんとようやくお披露目できることを嬉しく思うよ」と自信をのぞかせている。
『リトル・マーメイド』は6月9日(金)より全国にて公開。