瀬々敬久監督映画『春に散る』で佐藤浩市と共に主演を務めた横浜流星が、ボクシングのプロテストを受け、C級ライセンスに合格したことが分かった。
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ノンフィクションの傑作「深夜特急」三部作をはじめ、数々のベストセラーを世に放ってきた沢木耕太郎が、半生をかけて追い続けてきたテーマは、ボクシングを通じて“生きる”を問うこと。その集大成ともいえる最高傑作が「春に散る」。これを、人間ドラマの名手・瀬々監督が映画化。
不公平な判定で負け、アメリカへ渡り40年ぶりに帰国した元ボクサー・広岡仁一(佐藤さん)と、偶然飲み屋で出会い、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサー・黒木翔吾(横浜さん)が、世界チャンピオンを共に目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。
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日本でプロボクサーになるために必ず通るのが、日本ボクシングコミッション(JBC)の「ボクサーライセンス」の取得。JBCが開催する、実技(スパーリング)テスト、筆記テストを含むプロテストに合格することで、「ボクサーライセンス」を取得することができる。
ボクサー役を演じた横浜さんは、自分自身がプロボクサーになる必要があったという思いが強く、撮影の時点ですでにプロボクサーの技術が備わっていたが、宣伝活動が本格始動するこの段階で、プロテストの受験を決意した。
去年の4月から映画の役作りでボクシングを始め、そこからずっと続けていたという横浜さん。プロテストを受けてみて、「当日は空手をやっていた当時の気持ちを思い出し、久々に心が燃えました。あの時の気持ちをまたこうして味わえて、自分は本当に格闘技が好きなんだと再確認できましたし、反省点もありますが、やって来たものを全て出しきれたので今はホッとしてます」と心境を明かす。
また、今後の展望について問われると、「翔吾の台詞に今しかねぇ。という台詞があります。本当にその通りなんです。人生一度きりで後悔を残したくないし、今を大切に生きたいと心に強く刻み自分も生きています。今回挑戦したことは、芝居でもこれから生きていくうえでも、必ず活きると信じています。魂を込めて創り上げた映画『春に散る』が1人でも多くの方の心に届き、自分の大好きなボクシングや格闘技がこれからもっともっと盛り上がることを心より願っています!」とコメントを寄せた。
『春に散る』は8月25日(金)より全国にて公開。