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“最強ヒーロー”集結!橋本愛が語る『ザ・フラッシュ』の魅力「すごく愛情深いキャラクター」

地上最速のヒーロー“フラッシュ”こと青年バリー・アレンを中心に、DCヒーローたちが時空を超えて交錯する『ザ・フラッシュ』が6月16日から世界同時公開。トム・クルーズも「映画に求められるすべてが詰め込まれている」と絶賛!話題作の魅力をシネマカフェで紹介。

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橋本愛/Photo:Maho Korogi
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地上最速のヒーロー“フラッシュ”こと青年バリー・アレンを中心に、DCヒーローたちが時空を超えて交錯する『ザ・フラッシュ』が6月16日から世界同時公開。作品の評判を聞きつけ、いち早く鑑賞したトム・クルーズも「映画に求められる全てが詰め込まれている。今の私たちが必要としている映画だ」と絶賛! そんな話題作の魅力をシネマカフェで紹介する。


『ザ・フラッシュ』公式サイト

バットマンからスーパーガールまで…ヒーローが集結!
この夏必見の映画『ザ・フラッシュ』


『ザ・フラッシュ』の主人公は超高速移動の力を持つヒーロー、“フラッシュ”ことバリー・アレン。普段はバットマンやスーパーマンと力を合わせ、“ジャスティス・リーグ”の一員として活躍するバリーだが、彼には決して癒えることのない心の傷があった。というのも、バリーは子供のころに母親を何者かに殺害され、その罪を着せられた父親は長らく投獄されている身。母に再び会いたい。そして、父の無実を証明したい。そんな思いに駆られたバリーは超高速移動の力を用い、時空を超えて過去にさかのぼっていく…。

ただし、これまで数々のタイムループ映画や小説でも語られてきたように、“歴史”を変えることはご法度! 亡き母を思う一心で“過去”の出来事を変えたバリーの行動が、“現在”に思わぬ影響をもたらすことになる。歪が生じた新たな“現在”では母も父も幸せに暮らしてはいるものの、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主演俳優はマイケル・J・フォックスではなく(実際は同作から降板した)エリック・ストルツに!? あの『トップガン』にも変化が!? そして何より問題なのは、以前の現実ではスーパーマンが倒した難敵・ゾッド将軍が、いまある現実では地球に襲い掛かろうとしていること。愕然とするバリーは世界を元に戻そうとするが、“ジャスティス・リーグ”も“スーパーマン”らヒーローも不在。さらに、バットマンも“本来”のバットマンではなく…。

新たな世界線のバットマンとして登場するのは、『バットマン』『バットマン リターンズ』以来30年ぶりにバットマンを演じるマイケル・キートン。また、スーパーマン…ではなく彼のいとこであるスーパーガールが登場し、フラッシュとともに戦うことになる展開も見逃せない。今までのジャスティス・リーグとは異なる編成の中で、バリーと仲間たちは敵を倒すことができるのか? それぞれの活躍にも注目したいアクション大作となっている。


タイムループにより出会った
二人の“フラッシュ”の共闘がアツい!


超高速で瞬間移動したり、自身の原子を高速振動させて物体をすり抜けたり、過去や未来に移動したり。そんな力を駆使しながらフラッシュとしてのヒーロー活動に励む一方、警察の科学捜査官として毎日を送っているバリーはちょっぴり不器用なところがありながらも、基本的には明るく、能天気で、おしゃべりでもある青年。

ジャスティス・リーグの中では末っ子のような存在であり、バットマンやアクアマンのことを兄のように慕いながら、ヒーローチームの一員であることを楽しんでいるようにも見える。ただし、やはり子供のころに経験した大事件が深い心の傷になっているのは確かで、ふと表情を曇らせることもしばしば。順風満帆とは言いきれない人生を懸命に送っている。

そのバリーが“過去”を変えてしまったことで、新たな世界線が発生。そこにはもちろん、もう1人の“バリー・アレン”もいる。まだスーパーヒーローになる以前、大学に通っている彼は“本来”のバリーとは異なり、両親の愛情を受けてすくすく育ってきたことが感じられる陽キャ。より素直でより明るい“バリー”と、苦労も経験してきたことでやや陰のある“バリー”の邂逅が作品の見どころにもなっている。しかも、陽キャなバリーがフラッシュとしての力を手に入れたら…はしゃぎまくるのは当然! 陽キャなバリーにやや手を焼きながら、彼をヒーローとして“教育”しようとするオリジナル・バリーの奮闘がかわいらしく、ちょっぴり和まされる。


そんな2人の“フラッシュ”がやがて、力を合わせてゾッド将軍の脅威に立ち向かうことに!? 1人2役のような状態をこなしたエズラ・ミラーの熱演もあり、異なるフラッシュがタッグを組む展開がなんとも胸アツ! 2人のバリーが紡ぎ出すドラマと、彼らの運命の行方に注目だ。


今後の“DCユニバース”の起点となる作品…
バリーが辿る運命を劇場で見届けて


『ザ・フラッシュ』に絶賛評を寄せているのはトム・クルーズだけでなく、この人物も。DCスタジオのCEOに就任し、すべてのDC映画、TVシリーズ、アニメーション、ゲームを一貫した世界観で再構築する“DCユニバース”構想の中心となるであろうジェームズ・ガン監督も、本作に魅了されたことを公言している。そのため、この『ザ・フラッシュ』が“DCユニバース”の序章として、今後のDC作品の起点となっていく可能性は大。

そもそも、映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』ではいわゆる悪役キャラたちを人間味たっぷりに描き、大絶賛されているガン監督。亡き母を思うあまり、過去を改変するという重大な“NG事項”に手を出し、人間の弱さを知らしめてしまうバリーの未熟さ、それに伴う運命の非情な歪みの物語がガン監督の心に刺さったのは当然の流れだろう。

もちろん、人生をやり直したい気持ちやここではないどこかへ行きたい気持ち、自分ではない誰かになりたい気持ちは誰にでもあるものであり、観客それぞれの心をざわつかせるのは必至。過去を変えてしまったバリーは何を思い、どう決断するのか? あまりにも苦くて切ない“心の授業”を受けた彼がどんな道をたどるのか、壮大なアクションシーンともども劇場でぜひ確認してほしい。


『ザ・フラッシュ』公式サイト

橋本愛が語る『ザ・フラッシュ』
「ファンタジーだけど現実感もあり、すごく素敵な作品」



今回、シネマカフェでは『ザ・フラッシュ』でDC映画には初登場となるスーパーガールの日本版声優として、実写吹き替え初挑戦を果たした橋本愛さんへのインタビューを実施。映画『ザ・フラッシュ』への熱い思いを語ってもらった。


──映画『ザ・フラッシュ』をご覧になった感想を聞かせてください。

大迫力、大興奮のアクションシーンはもちろん、フラッシュの母親への思いや愛情などが彼のヒーローたり得るゆえんとして深く濃密に描かれていることに感動しました。フラッシュは守りたいもののために力を使い、世界に甚大な影響を及ぼしてしまいますが、その責任の重さみたいなものを感じて。誰かを守る、何かを守るって一見かっこよく素敵に聞こえるけど、その一方、残酷な一面も持ち合わせている。そんなことを突きつけられ、思い知らされましたね。ファンタジーだけど現実感もあり、すごく素敵な作品だなと思いました。

──フラッシュのどんなところに魅力を感じますか?

ヒーローって完全無欠で、欠点のないイメージが私の中では先行していて。でも、フラッシュには欠点も弱点もあり、完璧ではないまま、弱いまま戦います。DC作品のヒーローたちみんなにそういった側面があるのかもしれないと思いました。そんなところがかっこいいし、すごく愛情深いキャラクターだと感じました。

──お気に入りのシーンは?

過去のバリーと現在のバリーが衝突するシーンですね。過去のバリーはすごく未熟なんです。大切なものを失っていないからこそ、純粋さゆえに人を傷つけてしまったり、見る世界の視野が狭かったり。そんな自分と、痛みを知り、いろんなことを知りすぎてしまった現在のバリーが衝突する。その衝突を通し、お互いが成長する展開がすごく好きでしたし、どちらのバリーにも共感させられました。

過去のバリーを見ながら未熟な自分を思い出し、「あ~」と思うこともあって。一方、諦めるという選択肢を持っている今の自分を過去の自分が見たら、きっと許せないだろうなとも思いました。「何を諦めてんだよ!」って。そうなることも理解できるし、それを理解できてしまうからこその切なさがある。あの2人を見ていると、視点がぐるぐる循環してしまいます(笑)。

──周りの人には、本作をどのようにおすすめしますか?

実際、「めちゃくちゃ面白いよ! 素敵な映画だよ!」とおすすめしています(笑)。いわゆるヒーローが悪と戦うだけでなく、人間愛がきちんと描かれていて。たとえ過去を変えても、変えられない未来というものがある。そんなメッセージが、日常生活の延長線上にある現実として放たれています。ご覧になればきっと身につまされ、変えられない今を生きているんだという実感が増すと思いますね。


『ザ・フラッシュ』公式サイト

『ザ・フラッシュ』は6月16日(金)より世界同時公開。


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<提供:ワーナー・ブラザース>

《渡邉ひかる》

映画&海外ドラマライター 渡邉ひかる

ビデオ業界誌編集を経て、フリーランスの映画&海外ドラマライターに。映画誌、ファッション誌、テレビ誌などで執筆中。毎日が映画&海外ドラマ漬け。人見知りなのにインタビュー好き。

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