シャルロット・ル・ボン監督初長編作『ファルコン・レイク』より予告編と本ビジュアル、場面写真が解禁された。
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監督デビュー作の短編『ジュディット・ホテル』(18)が話題となり、初長編デビュー作として満を持して発表した本作で、第75回カンヌ国際映画祭監督週間正式出品、第58回シカゴ国際映画祭ゴールド・ヒューゴ(新人監督賞)受賞など世界中を席巻しているシャルロット・ル・ボン監督。
本作で表現される独創的な世界観と16mmフィルム撮影で映し出す映像美は高く評価され、新鋭監督ながら今年5月に開催された第76回カンヌ国際映画祭では短編部門の審査員に抜擢された。
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本作の原作は、文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞に輝き、日本でも人気を博すバンド・デシネ(フランス語圏のマンガ)の名手バスティアン・ヴィヴェスによる「年上のひと」(リイド社刊)。監督自ら脚本を手掛け、原作者も映像化はできないと考えていた繊細な物語を見事に映画化した。
原作をベースにしながらも映画オリジナルで紡がれる想像し得ない衝撃のラストで、観る者の心を掴んで離さない、これまでにない全く新しい青春映画を作り上げた。
この度解禁されたのは、16mmフィルムで撮影された味わいのある映像とスタンダードサイズの画角が印象的な予告編。「どこにも馴染めない」と心情を吐露するクロエと「独りじゃない」とその孤独に寄り添おうとするバスティアンの、瑞々しくも切ないやりとりが切り取られている。
ヴァカンスで訪れた自然豊かな湖畔の避暑地で、一緒に時間を過ごすうちに近くなる2人の距離…。「幽霊が出る」という湖で過ごす少年少女に訪れるその結末とは?
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併せて解禁された本ビジュアルは、少年バスティアンと少女クロエが湖畔を背景に見つめ合うエモーショナルな雰囲気の1枚。「この気持ちも、この瞬間も、いつか忘れてしまうから」というメインコピーが添えられ、子どもから大人へと変わりゆく2人が経験する、切なくも美しいひと夏の物語を想起させるものとなっている。
『ファルコン・レイク』は8月25日(金)より渋谷シネクイントほか全国にて順次公開。