ゴジラ生誕70周年記念作品となる最新作『ゴジラ-1.0』(読み:ゴジラマイナスワン)のプレミアイベントが10月18日、東京・新宿歌舞伎町のゴジラロードで行われた。
本作に登場するゴジラと同サイズである50.1メートルのレッドカーペットには、主人公・敷島浩一役を務めた神木隆之介、ヒロイン・大石典子を演じた浜辺美波、共演する山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介、監督・脚本・VFXを担った山崎貴が登場。映画は焦土と化し、すべてを失い文字通り「無(ゼロ)」になった戦後日本に、突如ゴジラが現れ、その圧倒的なパワーで日本を「負(マイナス)」へと叩き落とす姿を描く。
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ファンの歓声を浴びながら、レッドカーペットを歩いた神木さんは「どこを見ても、ゴジラ尽くし」と目の前にそびえ立つ新宿東宝ビル8階のゴジラヘッドに興奮しきり。ただ、「車を降りるときに(浜辺さんを)エスコートしてくださいって、スタッフさんから言われたが、この人、さっと車から降りてしまって(笑)。後で怒られるの僕なんですけど」とリムジンで乗り付けた際の失敗談を披露し、思わず嘆き節。
当の浜辺さんは「すごく降りやすい車だったんです」と涼しい顔で理由を説明し、「見慣れない景色過ぎて、ちょっとフワフワした気持ち。夕方でむくみが取れて、リングを落としちゃいました。それで緊張も解けました」とマイペースな素顔を見せていた。
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完成した本編について、神木さんは「ひと言で表せば“見える絶望”です」と語り、「絶望って目には見えない感情だったり、気持ちだと思うんですが、この作品では“見えるんです”。その絶望に立ち向かっていく人間のドラマを純粋に楽しんでいただければ」と力強くアピール。浜辺さんは「撮影中は、自分の中で育てたゴジラを想像し、グリーンバックに反映させながら演じていたので、映画を見て『やっと会えた』という感覚になった。本当にそこにいると感じた」と迫力あふれる存在感に感嘆の声をあげていた。
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また、吉岡さんが人気シリーズ「Dr.コトー診療所」で長年共演していた神木さんに対し、「本当にしっかりしたなって…。本当にうれしい。共演していたとき、神木くん、小学4年生だったんですよ」と感無量の面持ちを浮かべる場面も。神木さんは「大人になっても、ずっと“コトー先生”と呼んでいましたが、この作品から“秀さん”と呼ばせていただいております」と関係性の変化を語っていたレッドカーペットには、各地で映画をアピールする“巨大ゴジラトラック”も登場した。
『ゴジラ-1.0』は11月3日(金・祝)の“ゴジラの日”より全国にて公開。それに先立ち、第36回東京国際映画祭(10月23日~11月1日)のクロージング作品として上映される。