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判事の憶測によって心に火がつく主人公『私がやりました』物語の起点になる本編映像

有名映画プロデューサー殺人事件をめぐって女たちが駆け引きを繰り広げる『私がやりました』より本編映像が解禁された。

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『私がやりました』© 2023 MANDARIN & COMPAGNIE - FOZ - GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA - SCOPE PICTURES – PLAYTIME PRODUCTION
『私がやりました』© 2023 MANDARIN & COMPAGNIE - FOZ - GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA - SCOPE PICTURES – PLAYTIME PRODUCTION 全 2 枚
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有名映画プロデューサー殺人事件をめぐって女たちが駆け引きを繰り広げる『私がやりました』より本編映像が解禁された。

本国フランスではフランソワ・オゾン監督作のなかで『8人の女たち』(02)、『しあわせの雨傘』(10)に次ぐ、動員100万人超えの大ヒットを記録した本作。“犯人の座”を巡って、年齢も性格も異なる女性3人の攻防が描かれる、一風変わったクライムミステリーだ。

この度解禁となったのは、主人公のマドレーヌとその弁護を引き受けたポーリーヌのふたりが結託して判事に立ち向かう姿が描かれる本編映像。

有名映画プロデューサーのモンフェラン(ジャン=クリストフ・ブヴェ)を殺害した疑いをかけられた売れない女優マドレーヌ(ナディア・テレスキウィッツ)。彼女の弁護を担当することになった親友で新人弁護士のポーリーヌとともにラビュセ判事(ファブリス・ルキーニ)の取調室へとやってくる。

女性の犯罪は全て痴情のもつれによる犯行だ、と言わんばかりに失礼な見解を挟みながら大げさな推理を披露するが、それを聞いたマドレーヌとポーリーヌは呆れ果てる。「情状酌量で刑期は5年」と聞くと、「20年よりマシだけど、長い」と冗談を飛ばし余裕を見せるマドレーヌ。凶器の銃が、マドレーヌが所持していたものと同じだったことを証拠としてあげる判事だが、ポーリーヌは「パリ市内に同じ銃は山ほどある」と反論し、マドレーヌの盾となって立ち向かっていく。

映画の舞台である1930年代のフランスは完全な男性優位の社会で、女性たちは投票権もなく抑圧されながら生きていた。ラビュセ判事の言葉の節々からそんな時代背景を感じさせ、男性の偏見を逆手に取り、ブラックユーモアとして我々に突き付けるオゾンの手腕が光る。

若くて社会的地位もなければお金もないマドレーヌとポーリーヌは、判事の強引な憶測によって心に火をつけられ、この逆境で捨て身の人生大逆転の方法を思いつくのだった…! まさに物語の起点ともいえるシーンの本編映像となっている。

また、主人公を演じたふたりのフレッシュな新人女優とフランスを代表するベテラン俳優陣の全員が一つになり、テンポの良いセリフの掛け合いが楽しめるのも本作の魅力的なポイントの一つ。Netflixの人気ドラマ「エミリー、パリへ行く」のジャン=クリストフ・ブヴェも殺害されるプロデューサー役で出演。コミカルで独特な存在感を発揮している。

『私がやりました』は11月3日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。



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《シネマカフェ編集部》

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