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3月「女性史月間」におすすめするエンパワーメント作品3選

3月8日は「国際女性デー」。シネマカフェでは奥浜レイラさん、児玉美月さん、西森路代さんがおすすめする女性のエンパワーメント作品をご紹介。

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国際女性デー(International Women's Day)
国際女性デー(International Women's Day) 全 11 枚
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3月8日は「国際女性デー」。そして、1975年に国連が定めたこの日を基点に、アメリカをはじめ各国では3月を「女性史月間(Women’s History Month)」として、これまでの女性の歴史や貢献、活動などにより焦点を当てる期間となっている。シネマカフェでは奥浜レイラさん、児玉美月さん、西森路代さんがおすすめする女性のエンパワーメント作品をご紹介。


「国際女性デー」と「女性史月間」とは?


もともと国際女性デーは20世紀初頭、アメリカで女性労働者が選挙権を求めてデモをすべく集会を開いたのが始まりといわれている。1910年、コペンハーゲンで開催された第2回国際社会主義女性会議で「女性の政治的自由と平等のために闘う」日が決議され、1975年になって国連総会で国際女性デー(3月8日)が決議された。世界的にはこの日が祝日になっている国もあり、アメリカなど各国で3月を女性史月間として、これまでの女性の歴史や貢献、活動などに焦点を当て、この先を考える月間になっている。

「SDGs」においてもジェンダーの平等は目標の1つに掲げられ、日本では今年「女性に投資を」をテーマにして様々なイベントが開催、3月8日はウィメンズマーチも行われる。世界的には「#InspireInclusion」として、女性が参加しやすい包括的(インクルージョン)な社会を目指すという意味が込められたハッシュタグが立ち上がった。


『RBG 最強の85才』
奥浜レイラ

女性やマイノリティの権利向上のために戦ってきたアメリカの最高裁判事、故ルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)のドキュメンタリー映画。最高裁判事のほとんどが特権階級の白人男性だった1993年。クリントン大統領に指名されたRBGは、保守的な判決が示されることが多かった最高裁で理路整然とマイノリティの意見を代弁し、不平等を可視化してみせました。男性対女性という二項対立を作るのではなく、ジェンダーによる差別は万人を傷つけることを明らかにする彼女の戦略からは学ぶことも多いです。バックラッシュや変化の歩みが遅すぎる社会に心が折れそうになったとき、この映画からパワーをもらっています。

>>『RBG 最強の85才』あらすじ&キャストはこちらから

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『ウーマン・トーキング 私たちの選択』
児玉美月

『ウーマン・トーキング』は対話することの大切さと同時に、対話しないことの重要性についても描いています。思想や考え方の違う者たちが丁寧に対話を積み上げていくにはどうしたらいいか、そうした実践的なことを教えてくれるのはもちろん、わたしたちには対話をしない権利もあります。暴力的な言葉がたやすく行き交う現代において、そこにはより切迫性があるように思います。この映画は暴力をほとんど映像に可視化させず、女性たちの語りに耳を傾けさせる。それは、世界がもっと女性たちの語りそのものに耳を澄ませるように、という祈りそのものでもあったのかもしれません。

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『ガール・コップス』
西森路代

韓国では2018年から19年にかけて‘N番部屋事件’というデジタル性犯罪事件が問題となりました。本作は、そんな実際の事件から得た題材をちりばめつつ、嫁と小姑というデコボコ女性コンビがときにコミカルに笑わせながらも、虐げられている女性たちを放っておけないという正義感で犯人を追い詰める様子を描いています。性被害を訴えると二次被害を受けてしまうようなことの多い昨今ですが、理不尽なことに抗う勇気が湧いてくるような作品です。

>>『ガール・コップス』あらすじ&キャストはこちらから

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《シネマカフェ編集部》

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