ヴィム・ヴェンダース監督作品『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』より予告編と場面写真が解禁された。
本作は、戦後ドイツ最大の芸術家、アンゼルム・キーファーの全てをヴィム・ヴェンダース監督が描くドキュメンタリー。
この度解禁となった予告編では、広大なアトリエの床に寝そべる、上半身が裸のアンゼルム・キーファーの自由奔放な姿に始まり、その代名詞とも言える巨大な芸術品を作りだす秘密に迫っていく。「ナチス、戦争、神話、文学……アンゼルムは傷ついた世界を創造する―」というナレーションに重なるように、その歴史的背景を感じずにはいられない立体的な作品が眼前に迫ってくる。
ヴィム・ヴェンダース監督が2年の月日をかけて映像化した、アンゼルムの芸術作品の全貌が“圧倒的没入感”で立ち現れ、「まだ高みに到達していない。私は止まらないんだ」と、進化を止めようとしないアンゼルムの声が静かにそして高らかに響く予告編となっている。
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併せて解禁となった新たな場面写は、アンゼルムのインタビューカットや、ナチス式の敬礼をする自身の姿を撮影したシリーズ「占領」の1枚のほか、アンゼルムの幼少期を演じるヴェンダースの孫甥アントン・ヴェンダースや青年期を演じる、アンゼルム息子のダニエル・キーファーのカットも。
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また、巨大な作品の前に佇む、アンゼルムとヴェンダース監督のスチール写真も切り取られている。
『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて順次公開。