イタリア映画祭2023でも注目を集めた話題作『幸せのイタリアーノ』より予告編と場面写真が解禁された。
2019年に日本でも公開されたフランク・デュボスク監督『パリ、嘘つきな恋』(18)の舞台をイタリアに移し替えたリメイク作品となる本作。ハンサムで独身、スポーツマンで女たらしのジャンニ(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)が、ヴァイオリニストで車いすテニスにも情熱を注ぐキアラ(ミリアム・レオーネ)との“嘘”からはじまる恋を描いた、ハートフルラブコメディだ。
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監督は、『ようこそ、大統領!』(13)『これが私の人生設計』(14)『環状線の猫のように』(17)など、社会問題を愛情をこめてユーモアたっぷりに描くヒット・メーカー、リッカルド・ミラーニが務めた。
この度到着した日本版予告編では、主人公・ジャンニの素行の悪さを匂わせつつ、イタリア色たっぷりにポップでユーモアあふれるつくりになっている。新しいターゲット・アレッシアを手中に収めようと奮闘するジャンニの前に現れたのは、足に障がいを持ったアレッシアの姉・キアラ。思いがけない<真実の?>恋心は、いつものジャンニらしからぬもので…。
予告編でのキアラの「あなたの希望は愛が長続きすることだけど、私の場合、始まること」というセリフ。彼女の内に秘めた恋愛観に、誰もがハッとさせられ心が揺さぶられる。
後半2人の恋が盛り上がるシーンでは、「ザ・ローリング・ストーンズ」2005年のアルバム「ア・ビガー・バン」に収録されている“ストリーツ・オブ・ラブ”が印象的に使用されていたりと、流れる名曲の数々にも心が躍る。果たしてジャンニと、ヒロイン・キアラの恋の行方はいかに?
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併せて場面写真12点も解禁。キアラとジャンニがともに車いすに乗って仲睦まじい姿のツーショットもあるが、ジャンニの車いす姿は自身の欲望を満たすための手段。物語の見どころでもある“恋のかけひき”を漂わせる1シーン。
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そのほか、ジャンニとキアラの美しいキスシーンのショットや、ジャンニの兄と友人とで母の葬儀に参列する場面などが切り取られている。
『幸せのイタリアーノ』は7月26日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。
¥10,800
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