韓国を代表する名優、『パラサイト 半地下の家族』のソン・ガンホがドラマ初主演を務め、次世代の実力派俳優ピョン・ヨハンら、豪華キャスト陣が共演する「サムシクおじさん」。ディズニープラスでの配信開始にあわせて、ソン・ガンホとピョン・ヨハンの日本独占インタビューが到着、ドラマで熱い関係性を見せる2人がそれぞれ撮影をふり返った。
本作は、1960年代の激動の韓国を舞台に、謎の政治フィクサーであり、“サムシクおじさん”の愛称で呼ばれる男と、自国の運命をなんとか好転させようと奔走する理想主義的な青年キム・サンが、誰もが1日3食を食べられる豊かな国に変えるという野望を抱きながら、欲望渦巻く中で奮闘する様子を描いた骨太のヒューマン・エンターテインメント。
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今回、35年のキャリアを誇り世界が認める名優ながらドラマシリーズに初挑戦ということで、新人俳優として本作の撮影に挑んだというソン・ガンホ。
制作会見でも楽しいエピソードを披露していたが、日本の独占インタビューでは、映画とドラマの現場の違いや、初のドラマシリーズ主演を通して得られた新しい発見について語ってくれた。
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――映画のキャリアは35年、ドラマは初挑戦ということで、今回撮影する中で、映画の現場とドラマの現場で何か違うなと感じたところは、ありましたか?
ソン・ガンホ:根本的に大きな違いはないと思うんです。同じ演技をする、また、俳優同士、共演者同士で、「アンサンブル」をするという部分は同じだと思います。
ですが映画は2時間という目安があって、その時間内に物語を凝縮して作る一方、ドラマは長いストーリーで長い息を持って視聴者のみなさんに作品を届けることになります。ですから映画よりは、ドラマの方がより繊細な表現ができる側面はあるんじゃないかなと思うんです。
――新たな発見という点では、繊細な表現ができる、ということでしょうか?
ソン・ガンホ:そうですね。映画は、インパクトが強く圧縮された表現をする一方で、ドラマは視聴者のみなさまにもう少し「繊細に長い息を持って伝える」という面では、やっぱり効果的に伝えやすかったりします。ですので、映画とドラマはもともとの“特性”が違うんじゃないかなと感じました。
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また、ソン・ガンホが演じた“サムシクおじさん”パク・ドゥチルとともに、自国を豊かにするため奮闘する、アメリカ帰りのエリート青年キム・サンを演じたピョン・ヨハン。ドラマの中でも2人の絆や関係性も見どころとなっており、ソン・ガンホと共演シーンも多かった撮影についてピョン・ヨハンがふり返っている。
――ピョン・ヨハンさん、ソン・ガンホさんとの共演シーンで一番記憶に残るシーンはありますか?
ピョン・ヨハン:サムシクとキム・サンは、壮大な計画の元で手を組むことになるんですね。2人は、愛憎こもごもとした関係で、お互いに(相手を)守ってやったり、また労わったり、怒りをぶつけたり、色々な感情が錯綜してるんですが、そういう意味では、特定のシーンを挙げることは、ちょっと難しいかもしれません。
ただ、結論から申し上げますと、ソン・ガンホさんと共演させていただいて本当に幸せでした。ソン・ガンホさんは先輩や後輩たちにすごく気を配ってくださって、現場を仕切ってくださったんですね。我々の感情の機微とか、キャラクターがうまく表現できるようにと、いろいろと気を使ってくださったという面では、非常に印象に残っている現場です。
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――素敵な現場だったのですね。現場でのとっておきのエピソードがあれば教えてください。
ピョン・ヨハン:エピソードは本当にあげればキリがないのですが、この「サムシクおじさん」という作品を見事に作り上げるために“みんなが集中したこと”自体がエピソードなんじゃないかなと思います(ソン・ガンホがツッコミを入れるように吹き出して笑い、ピョン・ヨハンもそれに照れ笑いを浮かべながら大きな笑顔)。
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――最後に、代表してソン・ガンホさん。作品を楽しみにしている日本の視聴者へのメッセージをお願いします。
ソン・ガンホ:ぜひ、楽しんでくださーい!
と話して、豪快に笑いながら、陽気にインタビューを締めくくったソン・ガンホ。キャスト同士のリスペクトが感じられる、和やかな雰囲気のインタビューとなった。
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解禁されている予告編でも「サムシクは怪しい」「何を企んでいるのです?」「望みは?」というセリフが飛び交い、謎が多い本作。すでに本日、第5話までが一気に配信されており、サムシクおじさんとキム・サンが様々な関係・同盟を結びながら夢に向かうストーリーが錯綜している。
「サムシクおじさん」はディズニープラス スターにて独占配信中(全16話/初週5話一挙配信、以降毎週水曜日2話ずつ、最終週3話配信)。
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