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【インタビュー】見上愛×宮世琉弥、家族思いな二人が「これだけは絶対負けない」意外なコト

8月29日(木)より世界独占配信されるNetflixシリーズ「恋愛バトルロワイヤル」で共演する見上愛&宮世琉弥に話を聞いた。

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見上愛×宮世琉弥/photo:You Ishii
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「禁止」と言われると、さして興味のなかったものでも気になってしまい、かえって欲求が高まってしまう。そんな人間の性、いわゆるカリギュラ効果をそそるような、新たなNetflixシリーズ「恋愛バトルロワイヤル」が8月29日(木)より世界独占配信される。

ドラマの舞台は“男女交際禁止”の校則が制定された超エリート高校。性交渉をした生徒は、校則違反で退学処分という厳しい内容に緊張が走る校内。生徒同士が見張り合う中、嫉妬・羞恥・背徳・憎悪が渦巻く前代未聞のバトルロワイヤルが始まるのだ。

主人公の高校生・有沢唯千花を演じたのは大河ドラマ「光る君へ」の藤原彰子役や、主演映画『不死身ラヴァーズ』に出演するなど、活躍目覚ましい見上愛。そんな見上さん演じる唯千花が惹かれていく真木陵悟役となったのは、主演映画『恋わずらいのエリー』、ドラマ「くるり~誰が私と恋をした?~」など、こちらも数々の話題作に出演する宮世琉弥。勢いに乗る二人の若手俳優に、センセーショナルな新時代の学園ドラマ出演への思い、彼らの「絶対これは負けない」というバトル事情まで聞いた。

2人の役が「ぴったり」ハマった作品


――「恋愛バトルロワイヤル」は学園内の恋愛模様、友達との関係など、ハラハラやキュン要素の混じった新しい感覚のドラマです。完成作を観て、いかがでしたか?

見上:自分の出ていないシーンもたくさんあったので、脚本を読んでいるだけでは想像できていなかった皆さんのキャラクター作りやお芝居にすごく心を動かされました。このドラマでは、登場人物が個性豊かに、それぞれが大事にしているものがあることまで描かれているので、そこも見どころの一つだと思いました。中でも印象的だったのは、真木くんとお母さんのシーン。撮影では見ていないところだったので、「ああ、お母さんといるときの真木くんってこういう感じだったんだなあ」と感慨深かったです。

宮世:僕、実はすでに3回くらい見たんですよ。

見上:ええ、すごい! 私はまだ1.5回くらい(笑)。全部見ると8時間あるから、すごいね!

――宮世さんは、毎回違う気持ちで観ていたんですか?

宮世:1回目はそのときの撮影のシーンの思い出も蘇ってきながらの鑑賞でした。「ああ、こういうシーンもあったな。ここ行ったな~、ここ大変だったな」とか。2回目は作品として踏まえた上で観ました。3回目は作品のメッセージをすごく感じ取りました。今の世の中に対してのメッセージが、強く含まれているなと僕は思っていて。色々とリアルな要素も含まれているので、作品が世に出たときに皆さんがどういう感想や意見を持ったり、コメントをしていただけるのかなって、すごく楽しみになりました。

――見上さんは有沢唯千花を、宮世さんは真木陵悟を演じましたが、役作りで大事にされたことは何でしたか?

見上:普段から脚本を読むことを大事にしています。今回も、唯千花の目的や障害について、書き出したりもしました。あと今回は撮影期間が長くて、全部で7か月くらいあったんです。1~8話までバラバラにシーンを撮っていくので、前後のシーンを必ず読んでから撮影に入るようにしていました。

宮世:シーンに入るごとに、僕も「このシーンの感情はどれくらいで」と常に意識していました。僕が演じた真木は、自分の弱みとずっと葛藤していたけど、ほかの人に弱みを見せることを最初はしない人間だったのが、唯千花と出会って変化があって、(弱みが)出てしまうんです。その変わっていく感じも、すごく意識していました。

――お二人は共演シーンも多かったですよね。印象は役を通して過ごすうちに変わりましたか?

見上:私の第一印象は、「真木くんにこんなぴったりな人いるんだ!」って。

宮世:(独り言で)褒め言葉なのか? 褒め言葉か! 褒め言葉ですよね…(笑)?

見上:もちろん褒め言葉です! だから聞いて(笑)。宮世くんは、おそらく顔の印象で何となくイケイケな感じに捉えられることも多いんじゃないかと思うんです。真木くんは、いたずらとかおちゃらけたことも好きで、でもお母さんといるときはすごく優しくて。宮世くんもすごく家族想いで、撮影中によくご家族の話を聞いていて、めちゃめちゃ家族思いなんだなと。そういう部分もこの役にぴったりだと思いました。

――宮世さん、すごく良いこといっぱいでしたね。

見上:だから話聞いてって言ったじゃん~(笑)。

宮世:こんな褒めてもらったことないです(笑)、うれしい! だから言うわけじゃないんですけど…僕こそ見上さんは唯千花にぴったりだと思っていました。
最初に脚本を読んだ印象は、唯千花がすごい真っ直ぐな子だと思ったんです。立ち止まって悩んでしまうときがあっても、すぐに決意して進んでいくじゃないですか。その役の印象のまま見上さんに会ったら、「あ、本当に唯千花だ」と。見上さんの性格も自分のやりたいことがはっきりしていますし、「自分はこうだから」というのがちゃんとある方なんです。それでいて、ちゃんと周りの人たちのことも見られているし、すごいなと思っています。本当に見上さんにしかできない役だなと思いました。

――ぴったり同士がバチッとハマった作品なんですね。共通して「家族思い」なところは役の上でもご自身でも共通するところなんですね。

宮世:そうですね! 僕も見上さんからご家族の話をすごく聞いていたので、「見上さんも家族のこと大好きなんだな~、仲いいんだな~」とすごく思っていました。

見上:(宮世さんに)ご家族に旅行をプレゼントしていたよね? 4つも年下の方が家族孝行をしていてびっくりしましたし本当に素晴らしいなと思います!


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《text:赤山恭子/photo:You Ishii》

映画/エンタメライター 赤山恭子

兵庫県出身。日本大学芸術学部放送学科卒業後、出版社でエンタメ週刊誌、月刊誌の編集者に。その後、映画会社に入社しディストリビューター(権利販売)/映画サイトの編集者を経て独立。現在は映画、ドラマ、舞台などに出演する俳優、監督にインタビューや現場取材、レビューなどを執筆。得意ジャンルはお酒とノワール。

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