ドキュメンタリー映画の巨匠パトリシオ・グスマン監督が、祖国の新たな女性中心の社会運動を自らカメラで捉えた『私の想う国』から予告編が解禁となった。
2019年10月にチリの首都サンティアゴでの地下鉄料金値上げ反対に端を発した民主化運動。若者や女性が中心となった、リーダーもイデオロギーもいないその爆発的なうねりは、チリの社会構造を大きく揺るがしていく――。
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そんな劇的に変わりゆくチリの姿を、世界最高のドキュメンタリー映画と評される『チリの闘い』でも社会が大きく変わりゆく過程をダイナミックに描いた巨匠パトリシオ・グスマンが鋭く捉える。
解禁となった予告編では、地下鉄の改札で飛び跳ねる若者たちによる形式に捉われない運動の様子と、「主導者のいない民衆蜂起です」と語る、女性権利擁護団体ラス・テシスのメンバー4人の印象的な姿が映し出される。
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カラフルな服装で、様々な楽器を手にし、音楽と色彩に溢れた抗議活動が目に焼きつく。
また、じっとこちらを見つめ「怒りと勇気に動かされ闘っています。私たちは勇敢です」と語る目出し帽の女性のインパクトのある姿も。
「女性たちの声を通して描かれる変容するチリの“現在”」というテロップに導かれ、強権的なルールに代わる新しい憲法を求める150万人以上の人々が集まった奇跡的な瞬間が映像には収められている。
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『私の想う国』は12月20日(金)よりアップリンク吉祥寺・アップリンク京都にて、12月21日(土)より新宿K’s cinemaほか全国にて順次公開。