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『ウィキッド』ヒップポップ風「Popular」の案が出ていた? アリアナ・グランデの決断に称賛の声

『ウィキッド ふたりの魔女』でグリンダ役を演じているアリアナ・グランデが、同作の作曲家スティーヴン・シュワルツの“ある提案”を断固拒否したことが分かった。

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アリアナ・グランデ Photo by Marleen Moise/Getty Images
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『ウィキッド ふたりの魔女』でグリンダ役を演じているアリアナ・グランデが、同作の作曲家スティーヴン・シュワルツの“ある提案”を断固拒否したことが分かった。

スティーヴン・シュワルツといえば、ミュージカル版「ピピン」や「ウィキッド」を生み出したミュージカル界の巨匠。映画界でも『魔法にかけられて』シリーズなどの音楽を手掛け、大活躍している。そのスティーヴン・シュワルツは、映画版『ウィキッド』においてグリンダが歌うミュージカルソング「Popular」に新たな試みを取り入れたかったという。「Los Angels Times」紙に次のように語っている。

「映画のために、新しいことを受け入れようという精神で、私の音楽チームと私はリズムに新しさを取り入れてみようと思った。ヒップホップ風にしてみるのはどうかな、なんてね」。

ところがそれを聞いたアリアナ・グランデは「絶対にダメです。そんなことはしないで。私はグリンダ(そのもの)になりたいわけであって、アリアナ・グランデ演じるグリンダになりたいわけではないんだから」と拒否したという。アリアナ・グランデはオリジナル版に忠実でありたいと主張したのだ。

映画ファンやミュージカルファンは、「彼女が拒否してくれて本当によかった」「アリアナ・グランデ、正しい決断をしてくれてありがとう」「グリンダのあるべき姿を守ってくれた」「アリがグリンダのキャラクターを大切にしているのがよくわかるエピソード」とアリアナ・グランデの決断を支持する声をXに寄せている。

『ウィキッド ふたりの魔女』は現在アメリカで公開中。日本公開は2025年春予定。


《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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