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【インタビュー】綾瀬はるか&柄本佑、主人公の“純粋さ”から学ぶこと「相手の心を変えられる」

『野生の島のロズ』日本語吹き替え版では、ロズに綾瀬はるか、チャッカリに柄本佑を迎え、キャラクターたちにオリジナル版とは違う魅力を添えた。

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柄本佑&綾瀬はるか/photo:Jumpei Yamada
柄本佑&綾瀬はるか/photo:Jumpei Yamada 全 17 枚
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作品の魅力は「物語のピュアさ」「ロズの純粋さ」


――お互いの声について、感想を教えてください。

綾瀬:チャッカリは本当に素敵だなと思って見ていました。顔の表情も凄いから、それがすごく伝わってくる。声の強弱だったり、高低差だったり、見ていて飽きないなと思って。意地悪なんだけど、本当は可愛い様子が声に出てる。

柄本:そう? 声を録るとき、僕が最初だったらしくて。超不安な中でやっていたんだけど、初めて日本語完成版を観て綾瀬さんの声を聞いたとき、本当にぴったりだなと思いました。

僕は英語版を何度も観ながら録音していましたが、吹き替え版のロズを見たとき、すんなりそこに入っていけて。奥行きが出てくる感じが、深いんですよね、声が。それがとても素敵だなと思いました。

――本作の魅力について。

柄本:物語的な面白さというのは大前提としてある。あとは作品の持つピュアさですかね、心が動くというところで言うと。監督自身がとてもピュアなんです。柔らかくて優しくて、本当に壁のない人。そこが作品に反映されているんだなという感じ。

かつ、監督の“物語を信じる力”ですかね。僕は涙したんですが、いろいろな場面でキャラクターたちの姿に感動するんです。そういうのがすっと入ってくるのは純度が高いから。やる人がやったらめちゃめちゃあざとくなるシーンでも、喜びも悲しみもすっと入ってくる。これは物語のピュアさから来るんじゃないですかね。

綾瀬:ロズに純粋さがあるからこそ、素直にいろんなことを吸収して、本当にいいことをしよう、誰かのためにやろう、ということができる。だから動物たちもロズが必要になっていく。相手の心を変えられるロズの存在がすごくステキで、見習うところがいっぱいあるなと思いました。

雁の長老クビナガの言葉もいいなと思いました。クビナガが出てくるたびに結構ぐっとくることが多かったですね。長老の知恵を聞いているみたいで。

柄本:いいよね! あと、キラリに飛び方を教えるサンダーボルト先生も良いこと言ってた。少ししか出てこないキャラクターも、みんな素敵なんです。


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《text:June Makiguchi/photo:Jumpei Yamada》

映画、だけではありません。 牧口じゅん

通信社勤務、映画祭事務局スタッフを経て、映画ライターに。映画専門サイト、女性誌男性誌などでコラムやインタビュー記事を執筆。旅、グルメなどカルチャー系取材多数。ドッグマッサージセラピストの資格を持ち、動物をこよなく愛する。趣味はクラシック音楽鑑賞。

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