8日(現地時間)、第77回DGAアワード(全米監督協会賞)授賞式が「ザ・ビバリー・ヒルトン」にて開催された。
『ANORA アノーラ』のショーン・ベイカー監督が長編映画監督賞を受賞。ほかにノミネートされていたのは、ジャック・オーディアール(『エミリア・ペレス』)、エドワード・ベルガー(『教皇選挙』)、ブラディ・コーベット(『ブルータリスト』)、ジェームズ・マンゴールド(『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』)。
この賞の受賞者は、アカデミー監督賞の受賞者とほぼ毎年一致することで知られている。特に2020年代はクロエ・ジャオ(『ノマドランド』)、ジェーン・カンピオン(『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)、ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)、クリストファー・ノーラン(『オッペンハイマー』)と例外なく一致している。
「Variety」誌によると、ショーン・ベイカーは受賞スピーチで「私は世界一ラッキーな男だと思います。5歳の時から(監督を)やりたいと自分でわかっていました。それができるなんて!」と喜びを炸裂させたという。
授賞式後は、昨年の受賞者であるクリストファー・ノーランと笑顔で2ショット撮影を行った。配給会社のネオンがSNSで公開中だ。
『ANORA アノーラ』は昨年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したのを皮切りに、ロサンゼルス批評家協会賞、ボストン批評家協会賞など数々の賞を獲得してきた。