長尾謙杜(なにわ男子)と當真あみが出演する映画『おいしくて泣くとき』の追加キャストが発表。メインビジュアル&本予告映像も到着した。
本作は、作家・森沢明夫による、“人を純粋に想う優しさ”をまっすぐに描き、多くの読者の心を震わせた、同名小説の実写映画化。
ひとりで子ども食堂を切り盛りし、不器用ながらどんなときでも息子に寄り添おうとする心也(長尾)の父親・耕平を安田顕、心也の亡き母・南を美村里江、突然離れ離れになった夕花(當真)の幸せを願い続けながら、父の思いを受け継ぎ、食堂を守る30年後の心也をディーン・フジオカが演じる。
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安田は「出演のオファーをいただく際、プロデューサーさんがお手紙をくださり、その想いに胸が熱くなりました。その後、森沢明夫さんの原作を拝読し、感動。大好きな小説。大好きな映画に出会えました。是非、ご覧ください」と呼びかけ、ディーン・フジオカは「子ども食堂の存在がテーマのひとつとして描かれています。私自身がこれまで“FamBamフードドライブ”という食品寄付活動に取り組んできたこともあり、この役を演じることが子ども食堂の支援活動へと繋がれば、という願いも込めて今作に挑みました」と出演への思いを明かしている。
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そのほかにも、水沢林太郎、芋生悠、池田良、田村健太郎、篠原ゆき子、安藤玉恵が脇を固める。
今回の映像では、母親を亡くした心也と、家に居場所のない夕花、それぞれ孤独を抱えた2人が心を通わせていく様子から、突然の別れまでが映し出されている。
また、心也と夕花が思いの丈を叫ぶ声とともに、感情を高めていくのは、シンガーソングライターUruによる主題歌「フィラメント」。“フィラメント”とは、電球・真空管などの内部にあり、電流を流して熱電子を放出する線のこと。主題歌に込めた思いについて、「起きていることは辛く苦しい事なのだけれど、この作品の登場人物全員に凛とした強さと太い芯のようなものを感じ、それをそのまま曲にしました。苦しみや悲しみの中で途絶えそうになっても、小さな明かりだけはずっと灯していたいなと思いながらこの『フィラメント』を歌いました」とコメントしている。
長尾も「この歌を聴いた時、とても映画にぴったりだと感じました。心也と夕花の日々が詰め込まれた歌詞で、僕は撮影の日々をすぐ思い出しました。映画を観られる方は曲を聴くだけでたくさんのシーンがふわっと頭に浮かんでくるんじゃないかな?」と楽曲について語っている。
メインビジュアルは、抱き合う泣き顔を捉えた切なさあふれる心也と夕花の2人と、足元にはクローバーが広がる美しい情景が。最下段には、今回出演が発表された30年後の心也と父・耕平の姿も見られる。
『おいしくて泣くとき』は4月4日(金)より全国にて公開。