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『SKINAMARINK/スキナマリンク』にミッキーマウス?監督が1930年代アニメとの意外な関係明かす

北米で異例の大ヒットを記録したホラー映画『SKINAMARINK/スキナマリンク』。監督のカイル・エドワード・ボールが本作に登場するカートゥーンアニメについて語っている。

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『SKINAMARINK/スキナマリンク』© MMXXII Kyle Edward Ball All Rights Reserved
『SKINAMARINK/スキナマリンク』© MMXXII Kyle Edward Ball All Rights Reserved 全 6 枚
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北米で異例の大ヒットを記録したホラー映画『SKINAMARINK/スキナマリンク』。監督のカイル・エドワード・ボールが本作に登場するカートゥーンアニメについて語っている。

製作費わずか15,000ドルにもかかわらず、692館という異例の規模で北米公開され、最終興行収入は約200万ドルという驚異の数字を叩き出した本作。現実と悪夢の境界を彷徨うような実験的な映像と解釈を委ねるミニマリスティックな演出が、大きな話題となった。

この度公開された写真には、ミッキーマウスにそっくりなキャラクターが映し出されている。実はこのキャラクターは、約100年前の1931年に、アメリカのテレビ番組で放映されていたカートゥーンアニメ『ビン坊の結社加盟(原題: Bimbo's Initiation)』に登場する、ビン坊(別名:ビンボー)という名前の犬である。

偶然開いていたマンホールに落ちてしまい、秘密結社の隠れ家に迷い込み彷徨いながらも、現実世界に戻ろうと奮闘するというストーリーだ。劇中で、真夜中のブラウン管に『ビン坊の結社加盟』が映し出される場面があり、それがこの映画の不気味さに拍車をかけているのだが、カイル・エドワード・ボール監督はその登場の理由を次のように説明している。

「主人公の子供、ケヴィンとケイリーが、テレビアニメを見ているというアイデアを思いつきました。どのアニメーションを使おうかとリストアップしていくうちに、『SKINAMARINK/スキナマリンク』と通ずる作品が、『ビン坊の結社加盟』だったんです。何度も同じことを繰り返す世界観がとても共通しており、ストーリーともマッチングしていて、子供たちが観るアニメとしても最適でした。ちなみに周りの友人からも、“ミッキーマウスが登場しているの?”と聞かれましたが、“あれはビン坊だよ!”と教えてあげました」とアニメーションと本作の意外な“繋がり”を明かしている。

『ビン坊の結社加盟』のほかにも、多くの1930年代のカートゥーンアニメが本作には登場する。これらの愛くるしいキャラクターたちがどのように恐怖を演出するか、またどのように本編とリンクしているのかが見どころだ。

以下にて、作品を観る前にチェックしたい劇中のカートゥーンアニメをまとめている。参考にしてみれば、本作をより深く理解できるかもしれない。

【本作に登場するカートゥーンアニメ】
・『バニーのマジック・ハウス(原題:Prest-O Change-O)』
・『クモの巣ホテル(原題:The Cobweb Hotel)』
・『ビン坊の秘密結社(原題:Bimbo's Initiation)』
・『Balloon Land(原題)』
・『坊やと小鳥(原題:The Song of the Birds)』
・『よい子の夢(原題:Somewhere in Dreamland)』ほか

『SKINAMARINK/スキナマリンク』は2月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、池袋HUMAXシネマズほか全国にて公開。



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《シネマカフェ編集部》

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