2009年に最高視聴率47・1%という超メガヒットを記録した『華麗なる遺産』。主役のイ・スンギとハン・ヒョジュが来日してフジテレビ本社で2010年3月に記者会見を開いた。その際に2人が語ったエピソードがとても印象的だった。
【関連】『トンイ』女優ハン・ヒョジュ、ミラノで自由を満喫!飾り気のない姿に“ほっこり”【PHOTO】
財閥家の後継者ソヌ・ファンを演じたイ・スンギと、困窮の中で莫大な財産を相続する権利を得たコ・ウンソンに扮したハン・ヒョジュ。2人はドラマについて何を語ったのか。
イ・スンギ「ヒョジュさんとは同じ大学(東国大学)であり、以前からよく知っていたので、ぎこちないということはありませんでした。ヒョジュさんは、このドラマで演じたコ・ウンソンと同じように明るくてとてもいい人です。撮影の中では、彼女とのキスシーンがとても印象に残っています。そのシーンが素敵に見えるようにがんばろうと思っていました。本来であれば、ヒョジュさんをより美しく見せてあげなければいけないのに、なかなかできなかったことが残念でした」
ハン・ヒョジュ「イ・スンギさんは何ごとにも一生懸命で、特に演技に対する情熱がものすごいのです。ただ、ときにはその一生懸命さが問題になることがあります。向かい合って演じているときに、私のセリフをイ・スンギさんが口でパクパク言ってしまうのです。なんと、私のセリフまで覚えていたのです。それでNGになったことが何度もありました」
主演の2人はドラマの放送後に衝撃的な光景を何度も見た。それは何だったのか?

ドラマが持つ影響力
ハン・ヒョジュ「スキニージーンズの上にルーズなTシャツをあわせるという、ウンソンのスタイルがとても流行していました。街に出るとウンソンに似た格好をしている人たちがたくさんいたので、ビックリしました」
イ・スンギ「私が演じたソヌ・ファンはドラマの中でよくスカーフを巻いていました。ソヌ・ファンのスタイルや言葉遣いが街でとても流行していたので、ホントに不思議な気持ちがしました」
大ヒットしたドラマが持つ影響力というのは、流行を変えてしまうほど絶大なのである。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)