SBSドラマ『埋もれた心』は、2兆ウォンの政治裏金をハッキングしたソ・ドンジュ(演者パク・ヒョンシク)が、自身を殺した絶対悪とその世界を崩壊させるため、全てを賭けて戦う人生フルベット復讐劇である。
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初回放送から視聴率1位を獲得し、現在まで4話連続で自己最高視聴率を更新し続けるなど、大ヒット街道を突き進んでいる。
視聴者が『埋もれた心』に熱狂する理由は多い。パク・ヒョンシク×ホ・ジュノ(ヨム・ジャンソン役)の強烈なコンビネーション、人間の欲望を赤裸々かつ激しく描いたストーリー、没入感を高める力強い演出力、その中でも特に外せないのが、一度見たら次の回を観ずにはいられなくなる致命的なエンディングだ。
ここで、なぜ『埋もれた心』がエンディングの名所と呼ばれるのか、振り返ってみよう。

『埋もれた心』第1話のソ・ドンジュは、仕事も恋愛も自信満々の野心家だった。デサングループ会長のチャ・ガンチョン(演者ウ・ヒョン)の信頼を勝ち取り、恋人ヨ・ウンナム(演者ホン・ファヨン)との幸せな未来を夢見ていた。
しかし、ウンナムと甘い夜を過ごした翌日、ソ・ドンジュは衝撃的な光景を目の当たりにする。チャ・ガンチョンの外孫娘の結婚式に出席すると、なんとバージンロードを歩く花嫁がウンナムだったのだ。
彼女は裏の実力者ヨム・ジャンソンの甥ヨム・ヒチョル(演者クォン・スヒョン)と政略結婚していた。激しい裏切りに絶叫するソ・ドンジュが、第1話のエンディングを飾った。
第2話では、ヨム・ジャンソンがソ・ドンジュをデサングループから追い出そうと画策。2兆ウォンの政治裏金である国愛基金の秘密を知っていること、そして甥の妻となったウンナムと愛し合っていたことが理由だった。
しかし、ソ・ドンジュはグループを去るつもりはなかった。そこでヨム・ジャンソンは、彼を抹殺することを決意する。正体不明の男に襲撃されたソ・ドンジュは、犯人の携帯電話越しにヨム・ジャンソンの手下チョン・グホ(演者チュ・ヨヌ)の声を聞いた。
ソ・ドンジュとヨム・ジャンソンの本格的な対立を予感させる、衝撃的な第2話エンディングだった。
第3話では、死の危機に瀕したソ・ドンジュがヨム・ジャンソンの裏金2兆ウォンの口座をハッキング。怒ったヨム・ジャンソンは、ホ・イルドにソ・ドンジュの抹殺を命じた。
最終的にソ・ドンジュはホ・イルドの放った銃弾に撃たれて海に落ちるが、その後ヨム・ジャンソンはソ・ドンジュのハッキングを知り、2兆ウォンが消えることに激怒。全ての責任をホ・イルドに押し付けた。
窮地に追い込まれたホ・イルドは、「ソ・ドンジュ、復活しろ!」と絶叫。その瞬間、ソ・ドンジュが正体不明の場所で目を見開いた。死んだと思われたソ・ドンジュが蘇る、劇的な第3話エンディングだった。
第4話では、蘇ったソ・ドンジュが記憶を失っていた。そんな中、彼が生存しているという情報が流れ、ヨム・ジャンソンとホ・イルドの耳にも入る。2人が再びソ・ドンジュを捕らえようとする中、彼は自分が着ていたタキシードの手がかりを探すためソウルへ向かった。
そして、タキシードを販売する店で運命的にウンナムと再会。彼女は切なげな瞳でソ・ドンジュの名を呼んだが、記憶を失った彼はウンナムを認識できなかった。悲しき再会が、第4話のエンディングを飾った。
毎回異なる衝撃を与える『埋もれた心』のエンディングに視聴者からは、「エンディングを見ると続きが気になって仕方がない」「次の話を見ないと落ち着かない」との声が続出。
致命的なエンディングの名所『埋もれた心』は、第5話・第6話でまたどんな強烈なエンディングを見せてくれるのか。視聴者の心をどこまで揺さぶるのか。ますます期待が高まる。
(記事提供=OSEN)
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