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『暗行御史<アメンオサ>』でキム・ミョンスが演じる主人公はなぜ堕落していたのか

テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~』。主役のキム・ミョンスが演じているのは、弘文館(ホンムングァン/重要な書物を管理する役所)の副修撰(プスチャン/役職)になっているソン・イギョムだ。彼は科挙を首席で合格するほどの超エリートだった。

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テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~』。主役のキム・ミョンスが演じているのは、弘文館(ホンムングァン/重要な書物を管理する役所)の副修撰(プスチャン/役職)になっているソン・イギョムだ。彼は科挙を首席で合格するほどの超エリートだった。

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それなのに、賭博ばかりしていて自堕落な生活に溺れていた。結局は牢獄に閉じ込められて、釈放される条件として暗行御使になった。そして、地方の悪徳役人の取り締まりに奮闘していくのだが、物語が進むにつれて、ソン・イギョムの達人ぶりがどんどん明らかになっていく。

ダメな官僚だと思われていたのに、冷静な判断力で物事を迅速に解決していく人間だった。何よりも武術の腕がケタ違いに優れている。どんな強靭な相手であっても次々と倒していくほどの腕前を持っていたのだ。それは小さい頃から武芸に励んでいた結果であった。

これほど有能で力強いソン・イギョムが、科挙に合格してエリート官僚になったのに、堕落した生活をしていたのはなぜなのか。そこが、視聴者の一番不思議に思うところなのだが、やがてソン・イギョムが抱えていた苦しみが見えてくる。彼にとって一番辛かったのは、愛していた恋人に裏切られてしまったことだった。

それが極端なトラウマになって、ソン・イギョムという人間が自分を見失ってしまった。とはいえ、イケメンで有能なソン・イギョムがどんな理由で恋人に裏切られてしまったのか。そこが最大の謎なのだが、ドラマの展開に合わせて少しずつ真相がハッキリしてくるだろう。

結果的に、ソン・イギョムは裏切られた辛さを乗り越えて、暗行御史として最善を尽くしていく。その活躍から目が離せない。

キム・ミョンス
『暗行御史<アメンオサ>』で主役を演じるキム・ミョンス(写真提供=OSEN)

暗行御史として活躍から目が離せない

【『暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~』ドラマ概要】
〔出演者(役名)〕
キム・ミョンス(ソン・イギョム)
クォン・ナラ(ホン・ダイン)
イ・イギョン(パク・チュンサム)
イ・テファン(ソン・イボム)
アン・ネサン(チャン・テスン)
〔監督・演出〕
演出:キム・ジョンミン/イ・ミンス
脚本:パク・ソンフン/カン・ミンソン

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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