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【インタビュー】松坂桃李、パディントンとの出会いで得た経験と期待「自分の声でここまでできる」

老若男女問わずに愛される実写版『パディントン』シリーズ。吹き替え版声優を務めるのは、第1作から牽引する松坂桃李。パディントンを演じるうえでの設計図からコアな推しポイントまでを語っていただいた。

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松坂桃李/photo:Jumpei Yamada
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見どころポイントの1つは
「本シリーズの想いきりの良さ」


――アフレコの際にはご自身の声を聴きながら調整されたとも伺いましたが、声のお仕事以外――例えば映画やドラマに出演される際、ご自身のお芝居をモニターで確認されたりはするのでしょうか。

生身のお芝居においてはあまりないように思います。あるとしたら、アクションシーンなどで監督の要望に応えるために「こう動く」等の確認で観返すくらいですしょうか。だからこそ、自分の声を聴くのはまだ歯がゆいです(笑)。

今回においては、もともと子どもと『パディントン』前2作をよく観ていた、という前提がありました。僕自身は最初は恥ずかしいですし抵抗感があったのですが、何回も見るうちに慣れてはいきました。それでも自分の生身のお芝居を観返すことはほぼありませんし、『パディントン』はレアケースだと思います。

――自分の4歳の娘も『パディントン』シリーズが大好きで毎日のように観ていますが、松坂さんが子ども世代に映画をオススメするとしたら、どんなポイントを重視しますか?

我が家の話をすると、ふと『となりのトトロ』をつけたら食い入るように観てくれて、それ以来リピートされています。自分と近い年齢の子が出てくると興味を示してくれて、メイちゃんの動きをジーッと見たり真似たりしています。メイちゃんが初めてトトロを観たときのリアクションにもすごく興味を持っていましたし、作品と観る人の懸け橋になってくれるような人物が一人いると見やすいのではないかと思います。

――最後に、『パディントン』シリーズと共に歩んできた松坂さんならではの本作のコアな推しポイントがあれば教えて下さい。

サイモン・ファーナビーさんが今回は何役で出てくるかにも注目してほしいです。第1作では地理学者協会の警備員、第2作ではセントポール大聖堂の警備員役として登場していますが、今回もあるシーンで登場します。実は彼は『パディントン』シリーズに脚本家として携わっている方で、業界用語でいうと「内トラ(内部のエキストラの略。スタッフがエキストラとして出演すること)」なのですが、日本ではなかなかないことだと思います。

今回も『サウンド・オブ・ミュージック』や『インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》』『エイリアン』等の映画ネタが登場しますがこれもお家芸で、第1作では『ミッション:インポッシブル』のオマージュを堂々とやっていましたよね。こうした部分にも、本シリーズの想いきりの良さを感じます。

【松坂桃李】
ヘアメイク:AZUMA(M-rep by MONDO artist-group)
スタイリスト:石井大
衣装:ジャケット、パンツ共にULTERIOR /ELIGHT


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《text:SYO/photo:Jumpei Yamada》

物書き SYO

1987年福井県生。東京学芸大学卒業後、映画雑誌の編集プロダクション、映画WEBメディアでの勤務を経て、2020年に独立。映画・アニメ・ドラマを中心に、小説・漫画・音楽・ゲームなどエンタメ系全般のインタビュー、レビュー、コラム等を各メディアにて執筆。並行して個人の創作活動も行う。

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