阿部サダヲと松たか子が夫婦を演じる「しあわせな結婚」の3話が7月31日に放送。ネルラが思い出した事件当時の記憶に「怪しい」「気づいてる?」などの声が上がっている。

愛する妻の秘密が暴かれていく本作は、夫婦の愛を問うマリッジサスペンス。弁護士の原田幸太郎を阿部サダヲ、美術教師の鈴木ネルラを松たか子、ネルラの父で缶詰メーカーの創業社長・寛を段田安則、ネルラの弟でアイドルの衣装をデザインやスタイリングをしているレオを板垣李光人、ネルラの叔父でゴルフのティーチングプロである考を岡部たかし、刑事の黒川竜司を杉野遥亮、ネルラの元婚約者で亡くなった布勢夕人を玉置玲央、「ニュースホープ」のMC・梶原拓を馬場徹、総合プロデューサーの倉澤ちかを堀内敬子が演じている。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
幸太郎(阿部サダヲ)は、ひそかに事件の調査を頼んでいた弁護士仲間で大学時代の同級生である臼井義男(小松和重)の報告で、ネルラ(松たか子)にとって不利な当時の状況を思い知ることになる。さらに、本来真実を追求し、公益を守るために法律を運用するはずの法律家が生き方を変えられるのかと、ネルラに問い詰められ、自分の気持ちが揺らいでいることを自覚し始める。

そんな中、幸太郎は、ネルラに舞鶴旅行に誘われる。舞鶴は、寛と考の郷里。そして、ネルラの弟・ゴシュが亡くなった場所だとわかる。幸太郎は、ネルラ、レオ(板垣李光人)、考(岡部たかし)、寛(段田安則)とともに鈴木家恒例の舞鶴への温泉旅行に参加。

夜、寛と二人になった幸太郎は、ネルラの生い立ちを聞かされる。実はネルラは、母と弟の死によって、一時期大学に行かなくなった過去があった。そこからなんとか復学し、修復師として活動後、事件のために心を閉ざしていたネルラ。しかし、寛は彼女が幸太郎と出会って生き返りつつあると言い、感謝しながら「どうかネルラを守り通してやってくれ」と懇願するのだった。

家族旅行や週に一度の食事会に参加し、幸太郎が家族の一員として少しずつ鈴木家になじんでいく中、ウエディングフォトを撮影することになった2人。しかし、その撮影中にフラッシュを浴びたネルラは事件当時の記憶を少し取り戻し、突然倒れてしまう――というのが3話の展開。

帯に色紙を隠す仲居にカラオケで熱唱する鈴木家の面々、「起きろー」と枕元で囁く寛に激しくジャンプするウェディングフォト撮影など、物語に散りばめられたコメディ要素に、SNSでは「鈴木家のカラオケ混ざりたいなー」や「本当にコメディと不穏の緩急のつけ方が上手すぎる」、「シリアスなテーマながら笑いを忘れないバランス感覚。脚本、演出、俳優、音楽、撮影、ぜんぶハイレベル。面白すぎる」などの声が。

また、ネルラの蘇った記憶の中に出てきた、倒れた布勢の横を通り過ぎる第3者の足に「もしかして、犯人はレオ?」や「ネルラの叔父さんが怪しいと考えるのは単純すぎるかな」、「ネルラは犯人に気づいてるんじゃないかな」など考察の声が上がっている。
【第4話あらすじ】
弁護士・原田幸太郎(阿部サダヲ)の妻・ネルラ(松たか子)の様子が、倒れた日を境におかしくなる。ネルラは、15年前に元婚約者・布勢夕人(玉置玲央)が転落死した際、その場にもう1人誰かがいたことを思い出したのだ。それを誰にも言わず心を閉ざしていたネルラと口論になり、家を飛び出した幸太郎は、独身時代に住んでおり、そのまま残していたマンションへ。
別れたくないけど、一緒にいるのも苦しい。幸太郎は、事務所を訪ねてきたネルラに、少しの間別々に暮らして、お互い事件のことや今後のことを考えようと提案する。
そんな中、2人が別居したのを見越したかのように、刑事の黒川竜司(杉野遥亮)が幸太郎の家にやって来る。そして、「奥さんは嘘つきですよ」と告げる。
鈴木家の週に一度の食事会の日がやってくる。来ないと思っていた幸太郎が現れ、喜ぶネルラ。しかしそのときインターホンが鳴り――。
「しあわせな結婚」は毎週木曜9時~テレビ朝日系にて放送中。
