阿部サダヲと松たか子が夫婦を演じる「しあわせな結婚」の最終話が9月11日に放送。ネルラと幸太郎が迎えた結末に「泣けました」や「１話から見返したい」などの声が上がっている。
愛する妻の秘密が暴かれていく本作は、夫婦の愛を問うマリッジサスペンス。弁護士の原田幸太郎を阿部サダヲ、美術教師の鈴木ネルラを松たか子、ネルラの父で缶詰メーカーの創業社長・寛を段田安則、ネルラの弟でアイドルの衣装をデザインやスタイリングをしているレオを板垣李光人、ネルラの叔父でゴルフのティーチングプロである考を岡部たかし、刑事の黒川竜司を杉野遥亮、ネルラの元婚約者で亡くなった布勢夕人を玉置玲央、「ニュースホープ」の総合プロデューサー・倉澤ちかを堀内敬子、弁護士で幸太郎と恋愛関係にあった内藤を小雪が演じている。
※以下、ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
15年前、妻・ネルラ（松たか子）の元婚約者・布勢夕人（玉置玲央）を殺したのは、当時11歳だった弟の鈴木レオ（板垣李光人）だという真相にたどり着いた原田幸太郎（阿部サダヲ）。レオに付き添い、凶器の燭台を持って警察へ行くが、その事実を許せないネルラから離婚を切り出される。
幸太郎の抵抗むなしく、2人が離婚してから1カ月。レオは、罪には問われなかったものの、インターネットに顔が拡散されスタイリストの仕事を辞めることに。鈴木家のマンションを出て、デリバリーの仕事を始める。また幸太郎は、テレビ復帰の話が完全になくなる。さらに布施の作品は、中国人富裕層の目に留まり価格が高騰するのだった。
一方、ネルラは美術館から連絡が来て、修復の仕事を始める。実は東京文化美術館からネルラに連絡が来たのは、幸太郎の根回しのおかげだった。そんな中、レオをかばった罪で起訴された考（岡部たかし）には執行猶予つきの有罪判決が下される。
ある日、ひとりネルラへの想いを引きずっている幸太郎に、取り乱した様子の父・鈴木寛（段田安則）から電話がかかってくる。なんと、ネルラが姿を消したというのだ。幸太郎が慌てて鈴木家に駆けつけると、不安でいっぱいの寛とレオ、考の姿が。幸太郎は、ネルラの部屋でパソコンから手掛かりを探すことに。すると、本文のない自分宛の下書きメールを発見。刑事の黒川竜司（杉野遥亮）に、幸太郎はメールの復元を依頼する。事件はまだ終わっていなかったのか。最大の秘密が明かされるその時、幸太郎は――というのが最終話の展開。
実はネルラは布施の作品を真似て描いたことがあり、それが画商にこれまでで一番の高値をつけられたことから、ネルラが布施の代わりに作品を描くようになっていた。そんな中、ネルラが倒れ、布施は作風を変えて自分が描くと宣言。しかし、布施は結局描くことができず、追い詰められ事件が起きたのだった。
ネルラが布施の作品を描いていたという事実に、SNSでは「もう1つの秘密って何だろうと思ったらそういう事か」や「ネルラの秘密。だから絵画修復師の設定が生きたワケね。一瞬ドキッとしたけど、幸太郎と無事復縁してくれてホッとしました」、「最終回に明かされたネルラの秘密、絵画修復の腕が良いならそれも出来ますよね。納得。自分が思っていたのとは違う展開・ストーリーでしたが楽しめました。多分"股関節の女"が面白可笑しくてハマったんだと思う。笑」などの声が。
ネルラの描いた絵が高騰していることを知った幸太郎は、ネルラがオークションに出される自分の絵を処分しに現れると推測。そして、ネルラの前に現れ、彼女を必死に説得するのだった。「君は股関節の女だろ。股関節を開いて、力強く生きる女が素敵だと言ったじゃないか。もしそれで背負う苦しみがあるなら、俺も一緒に背負うから。だからもう一回結婚しよう。離婚したくなったらまた離婚すればいい。また追いかけて結婚しようって言うから」「好きになっちゃったんだから仕方ないんだよ」と言う幸太郎の言葉に、ネルラは再婚を決める。
そんな二人らしいプロポーズや新生活に、「ネルラの秘密って、甘酸っぱくてちょっと苦い果実みたい。最終回、『しあわせな結婚』はその果実を一口かじって、味を確かめてから受け入れる物語。阿部サダヲさんと松たか子さんの“しあわせ”が、じんわり体に染みたよ」や「もう、ここは泣きました。松さんの表情だけで泣けました。感情移入しすぎて拍手したもんな。1話の伏線回収が完璧な最終回やったな。股関節の女に救われるとは」、「「君は股関節の女だろ！」なんてセリフでまさかウルッとくるとは思わなかった。幸太郎～～～！食事会で兼家パッパがむせたのもまた…このファミリーが好きで1話から見返したくなる最終話でした。全9話、面白かった」などの声が上がっている。
