レオナルド・ディカプリオ主演最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』より、特別映像<テンパる革命パパ編>が公開された。
ポール・トーマス・アンダーソン監督が、20年以上の歳月をかけて書き上げた脚本と、唯一無二の演出で新たな傑作を創り上げた。レオナルド・ディカプリオが元革命家・ボブを演じるほか、ボブを執拗に追う衝撃の〈変態軍人〉役でショーン・ペン、神出鬼没な〈センセイ〉役でベニチオ・デル・トロという超一級キャストが集結している。

9月26日、全世界74の国と地域で公開され、全米週末興行収入ランキング初登場No.1スタートを切った本作。68の国と地域においてはポール・トーマス・アンダーソン監督作品として史上最大のオープニング興行収入を記録、全世界興行収入5,300万ドルを超えた。

今回公開された映像では、目をこするボブがサングラスをかけるいまと、革命家時代の若き日の姿が紹介され、レオナルド・ディカプリオが「ボブの目的は娘を守ることだ。だが彼はすべてを疑っている」と現在の状況を解説。
人の目を避けるかのように、森の中の小さな家で娘ウィラ(チェイス・インフィニティ)と暮らしているボブ。娘は「誰も捕まえに来ないよ」と素っ気ないが、家の前に止まったウィラの友達の車までも警戒。そして、「過去の過ちが再び襲いかかる」とレオナルド・ディカプリオが続ける。隠れ家上空には、変態軍人ロックジョー(ショーン・ペン)の指示を受けた兵士たちを乗せたヘリが舞う。若き日のボブとカリスマ革命家の妻(テヤナ・テイラー)と送電線の鉄塔を爆破する過去の過ちが映し出されると、「ママは捕まった。俺らも危ない」と娘に告げる。
娘が通う空手道場のセンセイ(ベニチオ・デル・トロ)が「おまえは不良か、ボブ?」と問いかけると、放蕩生活を続けていた彼は「問題はその後、脳がバグっちまった」と告白。レオナルド・ディカプリオは「笑えるのは、過去の自分の行いに本気で追い詰められるところだ。まるでジェームズ・ボンドの映画みたいにね」と表現。家を急襲したロックジョーが、逃亡用のトンネルを見つける場面へ続き、ボブは逃げ出しテンパりながら「俺は娘を見つけたい」と公衆電話にしがみつく。
さらに、猛スピードでボブを追う車が砂漠にダイブするダイナミックなシーンも登場。レオナルド・ディカプリオは「だけど彼には立ち向かう力も装備もない」とボブの切迫した状況を伝えている。
本作を3回観たスティーヴン・スピルバーク監督は、「なんてクレイジーな映画だ!すべてが最高」と絶賛。ほかにも「魅惑的で、並外れた出来栄えの映画」(マーティン・スコセッシ監督)、「映画を発明してきたPTAが辿り着いた『完璧な映画』」(川村元気)などと称賛のコメントを寄せている。
スティーブン・スビルバーグ
なんてクレイジーな映画なんだ。すべてが最高! ショーン・ペンは、彼のキャリアの中で一番好きな演技だと言わざるを得ない。あまりにも奇妙でありながら、同時に現代に通じる要素が絶妙に組み合わさっていて、これまでポール・トーマス・アンダーソンが監督したどの作品よりもアクションが満載で、何もかもが本当に素晴らしい。
マーティン・スコセッシ
魅惑的で、並外れた出来栄えの映画で、至る所で素晴らしい演技が光る。
現代社会を見事に反映していて、単なる傑作ではなく、現代アメリカ映画における画期的な作品だ。
大島依提亜/グラフィックデザイナー
ポール・トーマス・アンダーソンが娯楽作品を突き詰めると、こんなにも面白いのか!
ただでさえ極上の冒険活劇なのに、彼ならではの独創性や突飛な着想という最高のスパイスで味付けされている。
そのスパイスの中でも大さじ5の存在感を放つのがショーン・ペン。彼は『ノーカントリー』のアントン・シガーに並ぶ悪役として、後世に名を残すに違いない。
『ワン・バトル・アフター・アナザー』は全国にて公開中。
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