マイケル・マン監督の『ヒート』続編の製作が、いよいよ本格的に動き出したようだ。ここ数年、オリジナル版の配給を手がけたワーナー・ブラザースで企画が進められていたが、監督との間で製作費などの条件が折り合わず、最終的にAmazon MGMスタジオが新たに製作パートナーとして参加することになったという。「Deadline」など複数のメディアが報じている。
キャストについては、故ヴァル・キルマーが演じたクリス・シヘリス役にレオナルド・ディカプリオが候補に挙がっており、現在初期の交渉段階にあるとのこと。過去にはアダム・ドライバー、ブラッドリー・クーパー、オースティン・バトラーらの出演も報じられたが、関係者によれば、現時点で正式に交渉中なのはレオナルド・ディカプリオのみだという。
1995年公開のオリジナル版『ヒート』では、アル・パチーノが刑事ヴィンセント・ハナ、ロバート・デ・ニーロが犯罪者ニール・マッコーリー、そしてヴァル・キルマーがその仲間クリス・シヘリスを演じた。公開から30年近く経った現在でも、同作はクライムアクション映画の金字塔として世界中に熱烈なファンを持つ。
続編は、マイケル・マンが作家メグ・ガーディナーと共著した小説「Heat 2」を原作とする。主要キャラクターたちの「過去」と「その後」を描くオリジナルストーリーで、マイケル・マン監督自身がメガホンを取る見込みだ。



