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「良いこと悪いこと」は“考察”だけじゃない、丁寧な心情描写と容赦ない衝撃描写が話題

間宮祥太朗主演の「良いこと悪いこと」が毎週土曜21時より日本テレビにて好評放送中。考察がますます盛り上がる本作だが、心情描写と衝撃描写も話題となっている。

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「良いこと悪いこと」5話(c)日本テレビ
「良いこと悪いこと」5話(c)日本テレビ 全 2 枚
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間宮祥太朗主演の「良いこと悪いこと」が毎週土曜21時より日本テレビにて好評放送中。考察がますます盛り上がる本作だが、心情描写と衝撃描写も話題となっている。

本作は、タイムカプセルから出てきた顔の塗りつぶされた卒業アルバムをきっかけに同級生の不審死が始まる、予測不能なノンストップ考察ミステリードラマ。主人公の高木将(キング)を間宮祥太朗が演じているほか、新木優子、森本慎太郎(SixTONES)、深川麻衣、戸塚純貴、剛力彩芽、木村昴、藤間爽子、工藤阿須加、松井玲奈、稲葉友、森優作らが出演している。

先が読めない展開や放送されるたびに加速する考察などが話題沸騰、毎週X上では「#イイワル」「#良いこと悪いこと」やキャラクター名が毎週トレンド入りする「良いこと悪いこと」。

本作がこれほど話題性を持つのは、先に述べたとおり、放送ごとに加熱する“考察”の盛り上がりによるもの。予め公表されていた登場人物の設定、毎週変わるOP映像、登場人物たちを全員が「怪しい」と思わせる背景など、視聴者を考察へと誘う要素が随所に仕掛けられている。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。


丁寧に描かれる“人物描写”や“心情描写”


そんな“考察系ドラマ”としてすでに多くの視聴者を魅了している本作だが、実は考察以外の部分でも賞賛の声を集めている。

一つは、登場人物たちの“人物描写”や“心情描写”である。本作では「小学生のときのいじめ」を起点としてストーリーが展開するが、“いじめ”を物語の要素にすることには当初から否定的な意見もあった。それは、考察ドラマは“考察”要素に注力するあまり、登場人物が多すぎて人物描写が散漫になったり、物語の背景が軽薄になりがちな傾向があるからだろう。

しかし、物語が進むにつれ、本作は“いじめ”をただのストーリーの要素としてではなく、どの時代も無くならないその本質について正面から向き合い、それぞれ登場人物が抱える感情も丁寧に描いている。

「いじめをしていた側」と「いじめられた側」の受け取り方は全く違う。いじめられていた“どの子”こと猿橋園子(新木優子)は、当時受けたいじめの影響で現在も閉所恐怖症を患うなど心に一生の傷を負っている。それでも相当の努力で「週刊アポロ」の看板記者として活躍するまでになった。

一方、「いじめをしていた側」の“カンタロー”こと桜井幹太(工藤阿須加)や“ニコちゃん”こと中島笑美(松井玲奈)は、そもそもいじめをしていたことを覚えていなかったり、覚えていても「そんな昔のこと」と言って大したことだとは思っていなかった。

しかし、「いじめをしていた側」でも“キング”こと高木(間宮祥太朗)や“ちょんまげ”こと羽立太輔(森優作)は過去の自身の行いについては、少なくとも「罪の意識」や「後悔」を抱えているようだ。4話では羽立が土下座し泣きながら園子に謝罪する姿が、5話では高木が自分の娘・花音(宮崎莉里沙)と小学生時代の自分を重ねるよう初めて自分の過去と向き合い、園子に対して心からの謝罪をする姿が描かれた。

それでも、謝罪をしたからといって「いじめられた側」の心の傷は消えるものではない。羽立や高木の謝罪が「自分が楽になるため」にされたものではないと園子は理解しているが、それでも謝罪を受け入れ許すことは決してない。「いじめ」から生まれる心の傷や過去の罪は、それぞれが一生背負って生きていかなければならないこととして描かれている。

「最愛」「エール」の脚本家で知られる清水友佳子は、自身のXで「よかった!心情描写が丁寧でリアル。考察物はあまり見ないのだけど(「最愛やってたのに?」と驚かれるのですが作ってる本人達は考察物と思ってなかった笑)これは見続けたい」という感想を初回放送後にポストしていたように、“過去のいじめ”を通して描かれる登場人物たちの心情描写がリアルなため、視聴者もより深く物語に引き込まれるのかもしれない。

制作陣の本気度が伺える“容赦ない衝撃描写”


そして、本作が視聴者を惹きつけるもう1つの要素は、ミステリー作品としての“容赦のない衝撃描写”である。本作の始まりは、“貧ちゃん”こと武田敏生(水川かたまり)がマンションから転落するという衝撃的なシーンでスタートし、視聴者を驚かせた。

2話のラストでは“ニコちゃん”こと笑美(松井)が車道に突き飛ばされ、トラックに轢かれるというシーンがあった。ここでは轢いてしまった運転手目線でのカット、トラックを降りパニックになる様子などもあり、非常に生々しくリアルだったため、「運転手のおじさんという7人目の完全な被害者を出した犯人は絶対に許しません」など、運転手を心配する声が多数SNSにあがっていたほどである。

そして4話では、全身火傷を負っていた“カンタロー”こと桜井(工藤)が頭に袋を被せられ灯油をまかれ火をつけられて殺されるという、本作でも最もショッキングなシーンがあり、「これ21:00に放送して大丈夫…?」とのコメントも寄せられていた。

そんな視聴者がトラウマになるような“衝撃描写”がところどころに登場するが、“心情描写”同様、制作陣の「考察ドラマ」だけじゃない本気度を伺うことができる。

11月15日放送となる第6話では「4つめの死体は誰?」「誰が4人目の犠牲者なのか」と予告されていることから、さらなる衝撃が訪れることになりそうだ――。


「良いこと悪いこと」は毎週土曜日21時~日本テレビにて放送。

《りんごあめり》

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