23日(現地時間)、『悪魔のはらわた』『処女の生血』などで知られるドイツの名優ウド・キアが亡くなった。享年81。パートナーが複数のメディアに公表したという。
ウド・キアはテレビ、映画、ゲームと幅広い分野で活躍し、その出演作は200本を超える。今後も複数の出演作が決まっていた。その一つが、日本の小島秀夫が手掛けるゲーム「OD」だ。ウド・キアはソフィア・リリス(『IT/イット “それ“が見えたら、終わり。』)、ハンター・シェイファー(『ユーフォリア/EUPHORIA』)とともに主要キャストとして発表されていた。それだけに、小島秀夫は「突然すぎて、言葉が出ない」とショックを隠さず、Xでウドへの思いを綴っている。投稿では、ストライキによって中断されていた「OD」の撮影再開を来年に予定しており、ウド・キア自身もそれを楽しみにしていたことなどが明かされた。なお、現時点では、ウド・キアが亡くなる前にどの程度「OD」の撮影が進んでいたかは不明だ。
小島秀夫の投稿には、「小島サン、本当に残念ですね。もしウドの出演シーンが撮影済みなら、追悼として何らかの形でゲームに活かしてほしい」「たとえわずかなシーンでも、ゲームの中でウドを見たい」「ウドが亡くなるなんて信じられない。なんて悲しい日だ」といったファンからのコメントが寄せられている。


