11月30日(現地時間)、ロンドンで第28回英国インディペンデント映画賞の授賞式が開催され、アレクサンダー・スカルスガルドとハリー・メリング主演の『Pillion(原題)』が、作品賞、新人脚本家賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアデザイン賞の最多4冠を獲得した。
本作は、ハリー・ライトン監督の長編デビュー作で、脚本も自身が手掛けた。原作は2020年に出版されたアダム・マーズ=ジョーンズの小説「Box Hill(原題)」。内気なゲイの青年コリン(ハリー・メリング)が、両親と暮らしながら駐車違反のチケットを切る仕事をしている中で、カリスマ的なバイカーのレイ(アレクサンダー・スカルスガルド)と出会い、関係を持つことから物語が展開していく。

本作はカンヌ国際映画祭でワールドプレミアを迎え、「ある視点部門」で脚本賞を受賞。ほかの国際映画祭でも多数の受賞歴を誇り、12月1日(現地時間)開催のゴッサム賞では、脚色賞(ハリー・ライトン)と助演賞(アレクサンダー・スカルスガルド)にノミネートされている。
映画ファンはXで「(『ハリー・ポッター』シリーズの)ハリー・メリングの躍進がすごい」「早くアメリカでも公開されてほしい」「おめでとう!」と祝福の声を寄せており、すでに鑑賞した人からは「受賞も納得。人生を変える映画。絶対に観るべき」と称賛するコメントが届いている。


アメリカでは配給権をA24が獲得し、2026年2月6日公開予定。


