夏帆と竹内涼真がW主演を務め、TBS歴代1位のTVer再生数を記録するなど話題を呼んだ火曜ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」の最終話「不器用な愛で、変われ!」が放送。自分らしさを取り戻したい“忍耐女”と、彼女との愛を取り戻すため奮闘する“化石男”の結末に「ロスだけど、すごく爽快なあったかい気持ち」「納得感がある」といった声や、好演を見せたキャスト陣の中でも特に勝男の後輩・南川役を演じた杏花に注目が集まった。
本作は、第26回手塚治虫文化賞・新生賞の受賞歴を持つ谷口菜津子による同名漫画(ぶんか社)が原作。

恋人のために手の込んだ料理を作り、“恋人ファースト”な彼女を演じてきたゆえに、次第に自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、令和の時代には少し珍しい「料理は女が作って当たり前」と思っている亭主関白思考な海老原勝男(竹内涼真)は、大学時代から交際し、同棲にも慣れ、順調に思えていたが…プロポーズ直後に別れてしまう。
「料理を作る」というきっかけを通じて、“当たり前”と思っていたものを見つめ直し成長していく、2人の成長&再生ロマンスコメディ。
そのほか、柏倉椿役を中条あやみ、ミナトくん役を青木柚、白崎ルイ役を前原瑞樹、吉井渚役をサーヤ(ラランド)、吉井太平役を楽駆、南川あみな役を杏花らが演じた。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
詐欺に遭ってからの鮎美は飲食店での職探しをする一方、会社を謹慎中の勝男は家事に勤しむ日々を過ごしていたが、ついに謹慎が明け職場に復帰することに。
白崎や南川らが出迎える中、他部署の社員からの冷たい視線や、相変わらず勝男を突き放す柳沢(濱尾ノリタカ)を前に心を痛める勝男。一方の鮎美は、太平のバーを間借りするところから自分の店を始めようと、前向きに動き出していたがーー。

相手に合わせて我慢ばかりしていた鮎美は勝男にもはっきりとモノを言う解放女に。視聴者も応援する勝男の印象が、全力不器用男へと変貌していった本作。
最終回、ヨリを戻した2人だったが、それぞれが別れてから変わったことで次第にすれ違い始め、やがて向き合って「私は誰かの後ろじゃなくて横に立てる自分でいたい」「振られたから見えなかったことが見えたんだね」と胸の内をすべて打ち明け合ううちに、「終わりにしよう」と別れを選択することに。

これには「結ばれないハッピーエンド」「10話かけて別れる事ができたんだ」「ロスだけど、すごく爽快なあったかい気持ち」「最終回、爽やかな未来を感じるとても良い終わり方」「納得感がある」「原作はまだ続いているから ドラマの終わり方はよかったと思う」など、複雑な思いを抱えながらも2人の選択を祝福する声が多々。
また、「自販機に挟まる竹内涼真が忘れられない」「カッコ悪い勝男を200%で演じる竹内涼真さんが、ウルトラカッコよかった」「ハマり役!」 「今年の流行語大賞は『全体的におかずが茶色すぎる』」など、勝男の成長を熱演した竹内に言及するコメントも。
さらに、実は謹慎中の勝男がプロジェクトに復帰できるよう尽力していた杏花演じる南川にも、「南川さん、シゴデキでいい子だったよね」「南川さんが一番印象的だった」などの声が相次ぎ、「完全に両思いみたいな流れだったのに一生俺の部下で働く権利あげるは草」「悪態つきながらちょっぴり嬉しそうなのがかわいい」「続編が見たい」と、勝男との関係性をこれからも見守りたいという声も上がっている。



