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伊藤詩織監督『Black Box Diaries』都内上映館で全回満席 6都市で拡大公開へ

映像ジャーナリストの伊藤詩織が、自身が経験した性暴力の“その後”を描いた初長編監督映画『Black Box Diaries』の日本公開版が、全回満員を記録。反響を受け、大阪、福岡、横浜、仙台、広島、新潟、全6都市での拡大公開が決定。

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『Black Box Diaries』(C)Star Sands , Cineric Creative , Hanashi Films
『Black Box Diaries』(C)Star Sands , Cineric Creative , Hanashi Films 全 10 枚
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映像ジャーナリストの伊藤詩織が、自身が経験した性暴力の“その後”を描いた初長編監督映画『Black Box Diaries』の日本公開版がT・ジョイ PRINCE 品川にて公開され全回満員を記録。この反響を受け、大阪、福岡、横浜、仙台、広島、新潟、全6都市での拡大公開が決定した。

本作は、2015年4月3日、ジャーナリストをめざす伊藤詩織25歳が、ある日突然、思いもよらない性暴力被害を受けた、“その後”を描いたドキュメンタリー映画。

性暴力被害という個人的体験を通じて、警察、司法、メディアといった日本社会の制度や慣習の中に存在する「見えない壁=ブラックボックス」を、当事者の視点から記録。伊藤は実名を公表し、この事件と立ち向かうことを決意するが、そこから世界は一変。

性暴力の被害を受けたひとりの女性が、自身に起きた事実を記録しながら、社会の壁を少しずつ打ち壊していく――。

本作は、伊藤監督自身が経験した衝撃的な事件を出発点に、沈黙を強いられてきた“ブラックボックス”を自らカメラを回しながら、記録した、事件の“その後”を描いた作品。ジャーナリストであり、映像作家の伊藤が、自身の体験を基に、社会の沈黙や偏見、そして、自身に圧し掛かってきた圧力と向き合い続けた姿を、本人の視点から描いた。

製作には、『新聞記者』(2019)『月』(2023)など社会派作品で知られるスターサンズが参加。2017年の記者会見以降、実に8年にわたる製作を経て完成した。

イギリス・アメリカとの国際共同製作として制作され、2024年1月の第41回サンダンス映画祭ワールドシネマ・ドキュメンタリー部門大審査員賞に正式出品。その後、世界各国の映画祭や映画賞で評価され、第97回アカデミー賞で日本人監督初の長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた。

12月12日(金)より日本公開版『Black Box Diaries』として公開されると、3日間・計6回上映はいずれも満席に。動員数1,000人、興行収入220万円を記録。

SNSなどでは大きな共感と指示、「自分の地域では見られないのか」「早く他の地域でも見られるようにしてほしい」といった反響を呼ぶ一方、本作については、表現や手法について多くの問いも投げかけられている。

『Black Box Diaries』はT・ジョイ PRINCE品川にて公開中。

<拡大上映劇場>

2025年12月26日(金)~
フォーラム仙台(宮城)

2026年1月9日(金)~
T・ジョイ梅田(大阪)
横浜ブルク13(神奈川)
T・ジョイ博多(福岡)
広島バルト11(広島)
T・ジョイ新潟万代(新潟)


《シネマカフェ編集部》

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