映画『ほどなく、お別れです』より、“葬祭プランナー”を演じた浜辺美波と目黒蓮が、本作への思いを語るスペシャル対談映像が公開された。
本作は、就職活動に全敗し途方に暮れる中、とあるきっかけで葬儀会社にインターンとして就職したヒロインと、そんな彼女を厳しく指導する指南役の葬祭プランナーがタッグを組み、“最高の葬儀”を目指す、累計70万部を突破している長月天音の「ほどなく、お別れです」シリーズの映画化。
お題に沿って、新人葬祭プランナー・清水美空役の浜辺、美空をスカウトし厳しく指導する葬祭プランナー・漆原礼二役の目黒の2人が、本音でクロストークする今回の映像。
オファー当時をふり返り、浜辺は「美空という役を演じるにあたり、どれほど心が動くのか、現場でご遺族や故人の方々を目の前にしたときにどのような感情になるのか、自分にとって未知の経験であることにわくわくし、この作品に携わりたいと思いました」と語り、目黒は「漆原というキャラクターは、ご遺族に寄り添い、少しでも心の区切りをつけられるよう支える存在です。相手のために“自分は何ができるだろう”と考えるその姿勢には、僕自身と重なる部分もあり、とても共感しました」と明かした。
共演については「意外と笑ってくださるところは感じました!! 撮影中はあまり話さない方なのかなと思っていましたが、取材が始まると少しずつ笑ってくださるようになり、少し安心しました」と浜辺が印象が変わった点を述べると、目黒は「美空と漆原の関係のように、自身もそうした雰囲気で現場にいられたらいいなと思い心がけていたので、撮影後は少し印象が変わったかもしれません」と語った。
また、葬祭プランナーでありながら、納棺師としての一面を持つ漆原。浜辺は、「現場でぎりぎりまで“納棺の儀”の所作を確認していて、真摯に役に向き合っているのが印象的でした」と撮影裏を明かすと、目黒も「浜辺さんは正座してじっと僕の練習を見ていて、まるで美空がそこにいるかのように感じました。役を作っていく上での浜辺さんの一つの作業だったのかなと思うと、気合を感じました」とお互いへのリスペクトが垣間見える。

ほかにも「“少し前を向いて生きてみようかな”“下がった頭を上げてみようかな”と思えるような、そんな作品になれていたら嬉しいです」(浜辺)、「“死”というものは、日々生きている中でどうしても遠いもののように感じてしまいがちですが、実は誰もが経験する、現実でとても身近なもの。だからこそ、大切な人に伝えたい気持ちがあるのならその瞬間に伝えたほうがいいと思います」(目黒)と思いをまっすぐに語る様子、映画の感想や三木孝浩監督とのエピソードなども披露されている。
『ほどなく、お別れです』は2026年2月6日(金)より全国にて公開。


