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大みそか、歌舞伎座での上映に吉沢亮&横浜流星らが万感の思い「『国宝』のおかげで忘れられない年になった」

映画『国宝』の大みそか歌舞伎座上映で出演者や監督が感謝を伝え、観客と共に盛り上がった2025年の締めくくりとなった。

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横浜流星、吉沢亮/『国宝』歌舞伎座大晦日特別上映会
横浜流星、吉沢亮/『国宝』歌舞伎座大晦日特別上映会 全 20 枚
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映画『国宝』歌舞伎座大晦日特別上映会が12月31日(水)に行われ、出演する吉沢亮、横浜流星らと李相日監督があでやかな和装で登壇した。

鳥屋口から花道を通って吉沢らが登場し、そして柝が打たれながら定式幕が閉まる歌舞伎座ならではの演出に、集まった観客からは大歓声と拍手が送られた。なお、12月30日までの公開208日間で観客動員は1309.8万人、興行収入は184.7億円を突破し、日本の映画史を塗り変え続けている。

『国宝』は「悪人」「パレード」などで知られる吉田修一氏の原作を、李監督が同名映画化。任侠の一門に生まれ、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込んだ喜久雄(吉沢)と、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介(横浜)の、激動の運命を描き出す。

李相日監督/『国宝』歌舞伎座大晦日特別上映会

李監督は、「大みそかにお集りいただき、ありがとうございます。思えば数年前には観客席に座って歌舞伎を見ながら“いつか歌舞伎の映画を撮りたい”と考えていました」と思い起こす。続けて「皆さんの『国宝』愛がここまで我々を押し上げてくださったのは間違いありません。何度も見ていただいて、そのこと・そのものが非常に幸せだなと思っています。いくら感謝を申し上げても足りないと思っています」と万感の思いだった。

吉沢亮/『国宝』歌舞伎座大晦日特別上映会

吉沢は公開されてから今までの1年を振り返り、「『国宝』のおかげで、いろいろな経験をさせていただきました。はじめてカンヌの地にも行ったり、海外でのキャンペーンもやったり。そもそも公開から半年たって、いまだに皆様の前でご挨拶する機会もめったにないことですので、『国宝』のおかげで忘れられない年になりました」と感謝を告げていた。隣で微笑んでいた横浜も「(今年は)いろいろなことがありましたね。人としても役者としても学びが多かったですし、節目の年になりました。『国宝』が公開して、たくさんの方の愛情を感じました」と振り返っていた。

横浜流星/『国宝』歌舞伎座大晦日特別上映会

この日、『国宝』関連のイベントに初登場となったのは、中村鴈治郎。原作にも映画にも大きくかかわり、歌舞伎指導の立場としても欠かせない存在だった。

挨拶で、中村は「皆さんと並べることがすごくうれしく。花道からこの舞台まで向かう中、今まで何度も歩きましたがまったく違う気持ちで、はにかむようなうれしいような、小躍りしたくなる気持ちで花道を初めて歩きました」と笑顔を観客に向ける。そして「監督の執念に対して、私のプレッシャーは間違いなくありました。こちらがへこたれたらやっている人間もやめてしまう。誰も投げ出さないんです。演じているみんなも、誰一人投げ出さない。当然こちらも匙投げるわけにいかない。そして今作品に関われたことをとてもうれしく、ほこりにも感じています」とキャスト・スタッフに惜しみない賛辞を送っていた。

中村鴈治郎/『国宝』歌舞伎座大晦日特別上映会

中村の発言を受け、吉沢も「鴈治郎さんの演出は我々にわかりやすく、どうにか我々が習得できるように試行錯誤してくださった。本番中も常に見てくださり、技術的にもメンタル的にも支えていただきました。ありがとうございます」と頭を下げていた。

そのほか、本上映会には出演する寺島しのぶ、見上愛、黒川想矢、田中泯も出席したほか、市川染五郎&市川團子もサプライズで登壇し、祝福の花束を贈呈していた。

『国宝』歌舞伎座大晦日特別上映会
『国宝』歌舞伎座大晦日特別上映会

映画『国宝』は全国にて公開中。


《シネマカフェ編集部》

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