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ゆるやかに日常が崩れ落ちていく姿を描く『わたしは、ダニエル・ブレイク』製作陣が贈るヒューマンドラマ『オーロラの涙』公開へ

『わたしは、ダニエル・ブレイク』『家族を想うとき』の製作陣が贈るヒューマンドラマの傑作『オーロラの涙』(原題:ON FALLING)の公開が決定した。

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『オーロラの涙』© SIXTEEN DT LIMITED, BRO-CINEMA LDA, BRITISH BROADCASTING CORP
『オーロラの涙』© SIXTEEN DT LIMITED, BRO-CINEMA LDA, BRITISH BROADCASTING CORP 全 10 枚
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『わたしは、ダニエル・ブレイク』『家族を想うとき』の製作陣が贈るヒューマンドラマの傑作『オーロラの涙』(原題:ON FALLING)の公開が決定した。

スコットランドの郊外に広がる巨大な物流センター。ポルトガルから移住したオーロラは、そこで「ピッカー」として働いている。スキャナーの指示に従い、無数の通路を歩き、棚から商品を取り出す。その単調な反復が、一日の大半を占めている。同僚たちとの会話は、休憩中のほんのわずかな時間だけ。勤務を終えると、彼女は疲れた体を引きずり、移民労働者たちが暮らすシェアハウスに戻る。一人きりの部屋で一息ついてから、狭いダイニングで夕食をとる。住人同士の交流は表層的で、関係が深まることはない。寄る辺のない日々が、淡々と続いていく。

ある日、オーロラは不注意からスマートフォンを壊してしまう。職場の連絡手段であり、時間を埋めるための“相棒”でもあった文明の利器を失ったとき、彼女の日常はゆるやかに、けれど確実に形を変えていく――。

『オーロラの涙』© SIXTEEN DT LIMITED, BRO-CINEMA LDA, BRITISH BROADCASTING CORP

本作は、巨大な物流センターで働くひとりの女性の日常を通して、現代社会が抱える孤独と分断を描き、その先にかすかな希望の光を見出そうとするヒューマンドラマ。

『オーロラの涙』© SIXTEEN DT LIMITED, BRO-CINEMA LDA, BRITISH BROADCASTING CORP

監督・脚本を手掛けたのは、ポルトガルで生まれ、現在はスコットランドを拠点とするローラ・カレイラ。短編作品で“労働者の世界”を一貫して描いてきた彼女が、自身の移民としての経験を元に初長編に挑んだ。

「途轍もなく素晴らしい」(The Guardian)、「新世代のリアリズムを切り開く傑作」(VARIETY)などと高い評価を受け、「第72回サン・セバスティアン国際映画祭」で最優秀監督賞にも輝いた。

彼女を支えたのは、『わたしは、ダニエル・ブレイク』『家族を想うとき』など、ケン・ローチ監督作品を手掛けた製作陣。プロの俳優とアマチュアを交えたキャスティングや、実在の労働環境に根ざしたリアリズムは、社会派映画の系譜を受け継ぎながらも、極めて現代的な感触をもたらす。

『オーロラの涙』© SIXTEEN DT LIMITED, BRO-CINEMA LDA, BRITISH BROADCASTING CORP

公開決定と合わせて、真面目に働き、他人を労り、小さな幸せを噛みしめながら生きるオーロラの姿から、日常が音を立てて崩れ落ちていく様を映し出す予告編が到着。虚空を見つめるオーロラの横顔を捉え、現代社会が抱える孤独と分断の気配を色濃く漂わせながらも、キャッチコピーからは、その先にかすかな光の存在を予感させるビジュアルも完成した。

『オーロラの涙』は3月6日(金)より新宿武蔵野館、シネマリスほか全国にて公開。


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《シネマカフェ編集部》

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