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【インタビュー】齊藤京子、自身とも重なる役を演じて思うこと「アイドルが恋をするのは罪なのか?」という問い――その先にあるもの

映画『恋愛裁判』でヒロイン・真衣を演じる元・日向坂46の齊藤京子にインタビュー。

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齊藤京子/photo:Jumpei Yamada
齊藤京子/photo:Jumpei Yamada 全 15 枚
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「アイドルの視点で」
見て考えていただけたら


――物語後半、映画は恋愛ドラマから法廷劇へと一気に転調します。緊張感溢れる裁判シーンへと入って行く難しさはあったんでしょうか?

アイドルパートと裁判パートは本当に別作品のようで、現場も全く違う雰囲気だったので、気持ちの切替えができました。アイドルパートが楽しかったからこそ、裁判シーンは、演じていて辛くもありましたね。特に、最後に大きな決断をする場面では、自分の信念をまっすぐ持ち続けていく彼女の強さ、それに付随して起きる様々なことに対する切なさのようなものがあって、とても胸が締め付けられました。

『恋愛裁判』©2025「恋愛裁判」製作委員会

――幸福な時間の後に断罪の場が訪れます。真衣が下す最後の決断は、彼女の人生だけでなく、周囲との関係性も大きく変えていきますが、改めて、「アイドルが恋をするのは罪なのか?」という問いについて、どうお感じになりますか?

今考えても答えがでない問題です。SNSでも色々な意見がありますし、ましてやアイドルだった私がこうですと言うのもまた違うし。ただ一つ確かなのは、アイドルもまた一人の人間であるという事実。アイドルという職業がどういうものなのか、この映画を見るとよくわかりますし、ファンの方がアイドルの視点で世の中を見るということはなかなかないと思うんです。そんな視点で、ファンの方にもこのテーマについて考えていただけたら嬉しいです。

齊藤京子/photo:Jumpei Yamada

恋愛は本来、個人の自由である。だが、そう単純に割り切れない構造が存在するのも事実だ。『恋愛裁判』は、誰かを断罪する映画ではない。一人の女性が、自分自身を見つめ直し、何を守り、何を手放すのかを選ぶ物語だ。その過程を見守る者は、真衣の選択に賛成するかもしれないし、反対するかもしれない。だが、どちらであっても、観終えた後には、自分自身の前提が静かに揺らいでいるはずだ。その揺らぎこそが、この映画の核心と言えるだろう。

ヘアメイク:木戸出 香
スタイリスト:藤井エヴィ



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《text:June Makiguchi/photo:Jumpei Yamada》

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