NHK連続テレビ小説「ばけばけ」にてヒロイン・トキ(髙石あかり)の幼なじみ・野津サワを演じる円井わん、花田旅館の女中・ウメを演じる野内まるがそれぞれのInstagramに2ショットをアップ。
「ウメサワー」「お二人とも可愛い」「わんさんの素晴らしい熱演に引き込まれてます!」「ウメちゃん推しです」などコメントが相次いでいる。
「キャラクターそのものをリアルに生きることができる方」と制作統括・橋爪國臣も評する円井が演じるサワ。「ばけばけ」は第18週に入り、サワといらぬ誹謗中傷を受けて窮地に陥ったトキや松野家との関わりは、まだまだ続いていく。

1月30日(金)に放送された第17週・85回にて、庄田(濱正悟)のプロポーズを断り、「おトキのせいだわ。私はおトキにはなれん」と泣き崩れたサワには、視聴者から「自力で橋をこえたサワちゃんが庄田さんを迎えに行けばいい。逆プロポーズもありだよ」「いつか夫婦になれるかな…諦めきれない」「おサワちゃんにその時が来るまで待っちょるけんね」と、大きな関心と共感を寄せられた。
自分は、ヘブン(トミー・バストウ)と結ばれ“松江のシンデレラ”になったトキとは違う。正規の教師になって自分の足で立っていたかったサワに、庄田のもとに嫁いで家の借金を返してもらうことなどできなかった。

大好きな人からのプロポーズを断ってでも信念を貫き通したサワを熱演している円井は、これが連続テレビ小説2度目の出演。
先日映画化も発表された「虎に翼」で連続テレビ小説初出演を果たし、同作では終盤、東京家庭裁判所に異動になった寅子(伊藤沙莉)とともに働く冷静沈着な調査官・音羽綾子役を演じた。
2016年から俳優活動を開始し、これまで伊藤主演の映画『獣道』や『タイトル、拒絶』ほか、「不適切にもほどがある!」「初恋DOGs」などドラマや映画に多数出演。
東京・大阪・名古屋の3館上映から口コミが広がりスマッシュヒットとなった『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』(2022)で主演をつとめ、小さな広告代理店でタイムループに巻き込まれる、キャリアの岐路に立つ吉川さんを演じて大きく注目を集めた。

以後、現在公開中でアクションにも初挑戦している『ヒグマ!!』をはじめ、“引く手あまた”という言葉がぴったりの注目女優だ。
「ばけばけ」で演じるサワは、松野家ほどではないが、貧しく借金を抱え、病に伏せる母キヌ(河井青葉)と長屋暮らし。月給4円で、松江小学校の非正規教員をしている。
当初ヘブンの女中として雇われたトキの月給が20円。やがて結婚したトキを訪ねた際には、豪勢な暮らしぶりを目の当たりにして居たたまれなくなり、持参した野菊の花束を捨ててしまったこともある。

円井はそんなサワについて「自分を誰かと比べてしまったり、辛かったりしたんだろうな」と思いを寄せ、第16週・第17週でトキとぎくしゃくし、庄田と出会い別れた展開について、「サワは、弱い部分を見せることができて本当によかったと思うし、私にとっても、改めてお芝居が楽しいと思えた、記憶に残る経験になりました」と演じた手応えを振り返っている。
「第17週の最後に、『おトキにはなれん』という、サワのセリフがあります。私は、サワが一番思っていたことは、これなんじゃないかなと思ったんです」と円井は語る。「だから、それをトキに言えたことで、サワの中では解決できたと思うし、その後のトキらしい受け止め方や返し方にも救われたんじゃないかなと思いました」と言う。
さらに、「早くサワとトキには仲直りして欲しいと思っていました」と円井。「だから、第17週の撮影が終わった瞬間は、『やっと仲良くできる!』と思って、すぐに2人で『写真撮ろう!』って(笑)。あかりちゃんとは、お互いのパーソナルスペースが合っていて、すごくやりやすいし、一緒にいても楽しいですね」と息の合うところを明かした。
また、遊女から身請けされたなみ(さとうほなみ)の口癖だった「女子(おなご)が生きていくには身を売るか、男と一緒になるしかない」とは別の生き方を選んだサワ。いまの一番の目標は、教員試験に合格することだけだ。
晴れて正規教師となれたときには、庄田との関係も何かしら変わっているかもしれない。

「サワは、この時代では珍しいタイプの女性だと思いますが、現代の人にも響くものを持っている人だと思います。私自身、自分が信じた道をまっすぐに進んでいってほしいと思いながら、サワを演じてきました」と明かし、「まずは自分を信じることが大事だと思うし、サワの姿からも、それが伝えられたらいいなと思っています」と期待を込めて語っている。

なお、円井はアーティストデュオ「MisiiN」(ミシエヌ)の呼びかけに共鳴し、Co-ProducerとしてMV制作に参加するなど制作者としての顔も。第1弾には、なみ役のさとう、女優の山下リオとともに自身でも出演している。
そして、花田旅館の女中・ウメとして連続テレビ小説初出演を果たしている、野内まるも気になる存在だ。
ヘブンやトキ、サワらが出入りする物語の重要な舞台の1つ、花田旅館では主人の花田平太を演じる生瀬勝久、女将のツルを演じる池谷のぶえといった芸達者な名優たちに囲まれても臆することなく、飄々とマイペースながらも時に笑いをもたらすウメを好演。異人のヘブンに対しても物おじせず、トキが女中を始めたばかりころの支えにもなっていた。
モデルとしても活動する野内は、「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2021」の『遠くへいきたいわ』で役者デビュー。カロリーメイトや日本マクドナルドなどCMでも活躍し、是枝裕和監督によるNetflixシリーズ「阿修羅のごとく」(2024)では次女・里見巻子(尾野真千子)と夫・鷹男(本木雅弘)の娘・洋子として存在感を示した。
また、松坂桃李主演のTBS系日曜劇場「御上先生」に隣徳学院3年2組の生徒のひとり、戸隠栞役で出演。トキ役の髙石が同じく生徒の千木良遥役を演じていた縁があり、「ばけばけ」でも2人の掛け合いは息ぴったり。
現在は日テレ系水曜ドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」にて、杉咲花演じる主人公・小説家の土田文菜の大学時代からの友人で、アルバイト先の古着屋でともに働くエンちゃんを演じている。
エンちゃんは、ロマンティック・アセクシャル(他者に対して恋愛感情は抱くが、性愛感情は抱かない)。一緒にご飯を食べたり楽しい時間を過ごせる相手・ただしがいるが、恋愛関係にはなれないことから自分がただしを束縛してしまっているのではないかと悩み、遠距離恋愛を心のつながりだけが持てる理想的な関係というロマンティック・アセクシャルの友人とは違い、それだけでは寂しいと感じている。
文菜とこうした悩みや、“考えすぎ”なことを互いに打ち明け合うなか、文菜はロマンティック・アセクシャルの女性を主人公にした小説を執筆中。その担当編集者・多田を演じているのは、「ばけばけ」サワの母キヌ役の河井という繋がりもある。
2人とも独特の雰囲気と味をもつ期待の若手俳優。これからもますます目が離せない。
☆円井わん プロフィール
生年月日:1998年1月3日 出身地:大阪府
主な出演作:『獣道』『タイトル、拒絶』『東京リベンジャーズ』『うみべの女の子』『謝肉祭まで』、「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」短編映画『光はどこにある』、『君の忘れ方』『サンセット・サンライズ』『知らないカノジョ』『逆火』『てっぺんの向こうにあなたがいる』、ドラマ「不適切にもほどがある!」「初恋DOGs」「TOKYO VICE」シーズン2など。
☆野内まる プロフィール
生年月日:2002年9月7日 出身地:神奈川県
主な出演作:「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」短編映画『遠くへいきたいわ』、『10ストーリーズ』内『The Day Of The Dogs』、『何をそんなに慎ましく』『アンダーニンジャ』、「オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~」「御上先生」、連続ドラマW「炎」など
「ばけばけ」第18週あらすじ
ついに借金を返済したトキ(高石あかり)、司之介(岡部たかし)、フミ(池脇千鶴)。ヘブン(トミー・バストウ)に感謝を述べる一同は、銭太郎(前原瑞樹)も交えて借金完済パーティーを開催する。そこにたまたま取材に訪れた梶谷(岩崎う大)が訪れ、松野家借金返済がヘブン先生日録の記事になる。すると、その日を境に松江の人々の様子が一変。トキたちの生活に影が落ちていく。
連続テレビ小説「ばけばけ」は月曜から金曜8時~NHK総合ほかにて放送中。
※土曜は1週間の振り返り ※NHK ONEにて同時・見逃し配信あり
「冬のなんかさ、春のなんかね」第4話あらすじ
土田文菜(杉咲花)の新作小説「生活123」のトークイベント&サイン会場。トーク中の文菜を後方から見つめる1人の男性がいる。売れっ子小説家で元カレの小林二胡(栁俊太郎)だ。久々に再会し、二胡に誘われて軽く飲んだ帰り、本屋に立ち寄り、二胡の最新刊を手に取る文菜。そう言えば、昔もこんなふうに二胡の小説を探したことがあったな、と思う文菜。
7年前、大学4年の秋。クラスメイトのエンちゃん(野内まる)に誘われて、遊びに来ていたクラブの大きな音の中、小説を読む二胡がいた。
「冬のなんかさ、春のなんかね」は毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送中。



