1983年公開の伝説的映画『竜二』のリメイク作品『RYUJI 竜二』が、柳楽優弥主演で10月30日(金)より全国公開されることが決定。超特報映像と超ティザービジュアルが解禁された。
金子正次の「竜二」を原作とする、1983年公開の『竜二』。当時の社会に漂う閉塞感と主演・金子正次の生き様が重なり合い、公開初日から劇場が満席となるなど大きな反響を呼んだ。
さらに公開から8日後に金子正次が逝去したことも重なり、作品は社会的関心の高まりとともに広く語られる存在となった。43年の時を経た今もなお、その圧倒的なリアリティとカリスマ性は色褪せることなく、日本映画史に刻まれた伝説的映画として語り継がれる名作である。
本作で主演に迎えるのは、圧倒的な存在感と演技力で国内外から高い評価を受け続ける柳楽優弥。監督は、人間の弱さや可笑しみ、再生への希望を温かな視点で描き続け、丁寧で繊細な人物描写と確かな演出力で数々の話題作を世に送り出してきた水田伸生が務める。
この度解禁された超特報映像は、煙草をくゆらせながら新宿・歌舞伎町の喧騒を肩で風を切る竜二の姿が映し出される。静けさの奥に滲む張り詰めた空気、時折見せる優しい眼差し。その断片的な映像の積み重ねが、孤独、葛藤、そして何も抗うことのできない竜二の生き様を静かに浮かび上がらせる。
解禁されたポスタービジュアルからは、深く刻まれた竜の刺青を背負い、儚げにこちらを見つめる竜二の姿に、本作の世界観を鮮烈に予感させる。「楽じゃねえなぁ。」この一言が、竜二のすべてを物語る。
主演の柳楽は「正直、ドキドキしています。『竜二』と真剣勝負で向き合いました」とコメント。また「撮影現場では、水田伸生監督をはじめスタッフの皆さんが誠意を持って作品に向き合う姿勢を示してくださり、自分自身も誠実に挑むことができました」と振り返った。さらに「今の時代だからこそ生まれる『RYUJI』を届けたいと願っています」とコメントを寄せた。
水田伸生監督は「『RYUJI』名作映画のリメイクは、オリジナルに対する『敬意』の表明であり、新たな解釈で新しい命を吹き込む『再創造』であって、決して『模倣』ではありません」と意気込みを語る。
本作を企画した中沢敏明プロデューサーは「水田監督は期待通り、いや期待以上に仕上げてくれた。『ロマン』が現実となった。主演は柳楽優弥さん以外には考えられなかった。狂気と優しさが入り混じった彼の眼差しで演じる芝居は全てが想像のワンランク上だった」と、水田監督と主演の柳楽に賛辞を贈っている。
コメント全文
主演・柳楽優弥
正直、ドキドキしています。『竜二』と真剣勝負で向き合いました。
撮影現場では、水田伸生監督をはじめスタッフの皆さんが誠意を持って作品に向き合う姿勢を示してくださり、自分自身も誠実に挑むことができました。
義理や人情の世界に生きてきた人間が、そこから足を洗い家族との幸せを願いながら、過去とのあいだで葛藤する。強さを持ちながらも悩み、迷い、最後に決断していく竜二の姿は、時代の変化の狭間にある今、人と人との距離感が移り変わる中で、あらためて共感できる価値を持つものになっていると感じています。
原作への最大限の敬意を胸に、今の時代だからこそ生まれる『RYUJI』を届けたいと願っています。
監督・水田伸生
『RYUJI』
名作映画のリメイクは、オリジナルに対する「敬意」の表明であり、新たな解釈で新しい命を吹き込む「再創造」であって、決して「模倣」ではありません。
この事を柳楽優弥さんと沢山話し合い、43年の時を経て「再創造」する我々の『竜二』の完成型を模索しました。
金子正次さんが命を懸けて「創造」した名作映画を汚す訳にはいきません…やっと、たどり着いた新作映画『竜二』を、今年お届けします!
企画プロデュース・制作・中沢敏明(セディックインターナショナル)
この映画をリメイクすることは、映画づくりを生業としている者、少なくとも僕にとっては「ロマン」だった。役者といい、脚本(ホン)といい、音楽といい周知の通り、我らを痺れさせ、金子正次の『竜二』は伝説となった。
現実的にリメイクすることの諸条件に於いては困難を極め、僕は執念を持って時間をかけ、ここまで漕ぎ着けた。
ジャンルはヤクザ映画なのだろうか? 僕は人間ドラマだと思った。ドラマなら、水田伸生監督に撮ってもらいたい。
即決だった。水田監督は期待通り、いや期待以上に仕上げてくれた。
「ロマン」が現実となった。
主演は柳楽優弥さん以外には考えられなかった。狂気と優しさが入り混じった彼の眼差しで演じる芝居は全てが想像のワンランク上だった。
キャスト、スタッフ全員の情熱が集結した作品となったと思う。
これは、男も女も泣く映画だ。
『RYUJI 竜二』は10月30日(金)より全国にて公開。

