水谷豊監督最新作『Piccola felicita(ピッコラ・フェリチタ)~小さな幸せ~』が4月24日(金)より公開されることが決定。予告映像とポスタービジュアルが解禁された。
本作は水谷豊にとって待望の第4作目となる監督作品。「ピッコラ・フェリチタ」とはイタリア語で「小さな幸せ」という意味で、人生の岐路に立たされた人々が向き合う4つのストーリーからなる思いもよらない結末が描かれる。

佐藤(水谷豊)は25年間働いたレストランを定年退職する。8年前に離婚し、娘にも会えず独りきりの生活を続けていた彼は、人生はもう終わったと思っていた。だが、小さな奇跡が思いがけない喜びをもたらす。

画家の父の影に苦しむ富士夫(河相我聞)は、酒と女に溺れる日々。絵画教室を営みながらも自信を持てず、妻のミキ(菜葉菜)とは別居中。離婚は避けられないと思われたが、冨士夫の最後の告白がすべてを変えていく。

ホテル「ピッコラ・フェリチタ」で働く礼央(橋本淳)は、カフェで出会った葵(趣里)に一目惚れ。2人はすぐに恋に落ちる。だが葵を家まで送った礼央は、彼女の秘密を知ってしまい、愛は崩れ去ろうとしていた。
しかし最後には、登場人物たちが心を一つにし、傷ついた心を希望へと変える奇跡が訪れる…。
解禁となった本予告映像では、定年退職する佐藤宗太郎とそんな彼を優しく見つめるスタッフの柿沼千恵子(池谷のぶえ)の姿が。また、離婚について真剣に考え始めた画家の高橋富士夫とその妻ミキ。仲睦まじくデートを楽しむ田中礼央と白河葵。彼らの姿が、色鮮やかに独特の空気感を纏った画面の中で淡々と映し出される。
それは静かでありながら、嵐の前のようなどこか不穏な雰囲気を感じさせる。すると、曲調が一転。そして畳みかけるようにシーンが展開されてゆく。
それは「予測不能な MIZUTANI ワールド」と言うに相応しく、まったく先の読めないものばかり。飛び降り自殺を図る男。舞う札束。燃え上がる炎。男と女。感情の爆発…。サスペンスフルなのにどこか温かみがあり、観るものを惹きつける映像。
果たしてそれぞれに待ち受ける結末とはいったい何か。そして「優しさが映画の結末を変えた」という言葉の意味とは…?

併せて解禁となったポスタービジュアルは、油絵で描かれた6人の登場人物たちの姿が捉えられている。
劇中でも重要なアイテムとなる油絵。そして今回の作品のテーマである「ART」にちなみ、可愛らしくアートな世界観を表現する―枚の絵画となってメインキャスト一同が集結した。
そして今回、劇場公開に先立って「映画館のない地域でも上映したい」「全国のたくさんの人に映画を届けたい」という強い思いから、水谷豊監督自らフィルムとともに全国各地を巡る上映会を開催する。
スタートとなるのは、4月24日(金)に淡路島で開催される「うみぞら映画祭 2026」。今年で10周年を迎える同映画祭の前夜祭にてセレモニーと映画初お披露目を行うという。その後、全国各地で上映会及び劇場にて順次公開される。
水谷豊監督コメント
実は本作の脚本は2022年の段階で出来ていたんです。その時は「いつか、こんなことが出来たらいいなぁ」と自分の思い描く世界を書き上げたものでした。それから2年後の2024年。とあるタイミングでこの脚本の存在をふと思い出し、「そうだ、今度はこれをしっかり形にしよう」と思い立ったわけです。それから撮影監督の会田さんとの話し合いで、今作のテーマはお互いに“アート”でいこうとなりました。つまり何気ない日常と人間模様の中の小さな幸せを描きながらも、「シーンの一つ一つが絵画のように美しく、切り取って壁に飾りたくなるような映像を創ろう」と。そう考え始めると撮りたいイメージが次から次に浮かんできました。そして出来上がった作品を初めて観たときに、「ようやく始まったな」と感じました。自分の世界がついに始まったんだなぁという感覚。長くこの業界にいますが、これまでそんなことを思ったことはありませんでした。それはまさに僕の「ピッコラ・フェリチタ」でした。今回は劇場のみにとどまらず全国各地を巡る上映会という形式でもお届けいたします。是非この映画を観ていただき、皆さんそれぞれの“小さな幸せ”を見つけていただけると嬉しいです。
『Piccola felicita(ピッコラ・フェリチタ)~小さな幸せ~』は4月24日(金)より順次全国拡大公開。


