4月8日に放送されたMBCバラエティ番組『ラジオスター』で、俳優キム・ヒョンムクが先輩のイ・ビョンホンとの撮影エピソードを披露した。
イ・ビョンホンやソン・イェジンと共にパク・チャヌク監督の映画『しあわせな選択』に出演したキム・ヒョンムク。彼は「あまりにも多くのことを学び、素晴らしい現場だった。幸せだった」と振り返った。
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続けて、「私はイ・ビョンホン先輩の友人役だった。オーディションを受けた時、なぜかこの役は受かりそうな気がした。自信があったので、さまざまなバージョンを用意していった。イ・ビョンホン先輩の家に入るシーンで、『いい家だね』と言いながら有名なBGMを自ら口ずさんだりと、アドリブを入れたのだが、パク・チャヌク監督がその姿を面白く見てくださった」と出演の裏話を明かした。
イ・ビョンホンの配慮「本気で悪口を」

警察署でのシーンに言及した彼は、「イ・ビョンホン先輩に向かって悪口を言わなければならないシーンだった」とし、「それまでは挨拶を交わした程度だったので非常に気を遣っていたのだが、イ・ビョンホン先輩が役に入り込み、『何だこの野郎、お前どうするつもりだ!』『やってみろよ、この野郎!』と、私を何度も挑発してくれた。そうやって凄く助けてくださったおかげで、私もその熱量を受け取って演技をすることができた」と感謝の意を表した。
喪中の彼を集中させたイ・ビョンホンの「目」
さらに、もう一つの胸が痛むエピソードも明かした。
キム・ヒョンムクは「その日の明け方、父が亡くなった。集中治療室で息を引き取ったのだが、撮影が予定されていたため、スタッフには(訃報を)言わないでほしいと伝えた。しかし、本当に気が気ではない状態だった」と当時を振り返った。
続けて、「心が全く落ち着かないまま現場にいたのだが、リハーサルにイ・ビョンホン先輩が現れた。その『目』はすでに役そのものだった。その圧倒的な姿を見た瞬間、すっと演技に集中することができた」と付け加え、深い悲しみの中で自分を引き戻してくれたイ・ビョンホンのプロフェッショナルな姿への敬意を示した。
(記事提供=OSEN)
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