『チャングム』や『トンイ』などを手掛けた韓国歴史ドラマの巨匠イ・ビョンフン監督。その彼が2016年に手掛けたのが、テレビ東京で放映中の『オクニョ~運命の女(ひと)~』だ。
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本作は、獄中で生まれた天才少女オクニョと、商団に所属するミステリアスな人物ユン・テウォンが織り成す新感覚歴史ドラマだ。
韓国では初回から17・3%と非常に高い視聴率を獲得。第2話で20%超えを記録するなど、序盤から絶大な注目を集めた。
視聴者の心を掴んだのは、1話で15年もの月日が流れるスピーディーな展開と、個性的なキャラクターたち。二転三転する物語は、1話たりとも見逃せない。
また、主要キャストの豪華さにも注目したい。ヒロインのオクニョ役には、『ドクター異邦人』で抜群の演技力を見せたチン・セヨン、男性主人公ユン・テウォン役には『クリスマスに雪は降るの?』のコ・スが扮する。

さらに、脇を固めるキム・ミスク、チョン・ジュノ、チョン・グァンリョルなど、実力派俳優たちが多くキャスティングされている。その熱演は必見だ。
獄中で育った花の芽が王朝を舞台に大輪を咲かす
追っ手から逃げた母が典獄署の獄中で生んだ娘という強烈な出生秘話をもつオクニョ。獄中で育つ彼女の師匠となったのは、投獄されてきた囚人たちだった。そんな彼女が目指すのは、母の死の真相と自身の出生の秘密を探ること。
そのために、捕盗庁の茶母(タモ)になることを決意するが…。獄中の奇人たちを相手に、英才教育を受けてきた彼女は、過去イ・ビョンフン監督作品ヒロインの中でももっとも多彩な才能と行動力をもち、荒事にも対応できる女傑だ。
謀略・占術・人心掌握術など、様々な分野で頭角を現すオクニョ。どんな困難を前にしても、自分を真っすぐ貫く姿は、周囲にも多大な影響を与えていく。
父を恨む息子の愛憎 和解の日は来るのか……
テウォンは当代最高の妓生と言われるホンメと文定王后の弟であるユン・ウォンヒョンの間に生まれた庶子だ。ユン・ウォンヒョンから格別の愛情を受けていたホンメだが、夫がチョン・ナンジョンを新たに妾に迎えると惨めに切り捨てられる。
幼少期に父から捨てられたトラウマで、テウォンは父を憎悪するようになり、世の中に対してどこか斜に構えたようになる。日々を無為に過ごすなかで、ユン・テウォンは己の商才に気付くと、商団を結成。社会的に無力な民や商人を守る法の番人・外知部を運営するなかで、オクニョと出会い、人間的な成長を遂げていく。父子の確執は、物語の重要なカギとなる。
文=韓ドラLIFE編集部
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