高橋一生主演、利重剛監督・脚本の『ラプソディ・ラプソディ』。オール横浜ロケ撮影が行われた本作の、物語に関わるロケ地を紹介する。
本作は、「絶対に怒らない男」・夏野幹夫が、ある日、住民票に身に覚えのない「続柄:妻」の文字を見つけ、<繁子>という名の女性が自分と勝手に籍を入れていたことを知り、見知らぬ「妻」を探すことになる…というストーリー。
横浜市中区の全面協力のもと、オール横浜でロケ撮影が行われ、劇中には実在のカフェやレストラン、150年以上の歴史を持つ老舗の生花店などがそのままの姿で登場する。
横浜出身の利重剛監督は、登場人物たちの行動と実在の風景が緻密にリンクするよう計算し、観客がまるで映画の世界と現実を地続きに体験できるような“街映画”としても楽しめる一作となっている。
そこで今回は、映画を観た後に思わず足を運びたくなる、物語の鍵を握るロケ地を5つ紹介する。
横浜市 中区役所

高橋一生演じる主人公・夏野幹夫がパスポートの更新のために訪れる、物語の大きなきっかけとなる区役所。幹夫はここで取得した住民票に、身に覚えのない「続柄:妻」の文字を見つけ、<繁子>という名の女性が自分と勝手に籍を入れていたことを知る。

閉庁の日に戸籍課のフロアを貸し切って撮影され、本当の中区職員の方も多数出演しているほか、永井区長自身も出演している。
ドンドンダウンオンウェンズデイ 横浜西口店

幹夫が正体不明の妻探しをする中で訪れる、関口和之演じる店長が働く古着屋。古着屋になる前にあったレンタルビデオ店では呉城久美演じる繁子が働いていた。
時代の趨勢もあってすでに閉店してしまっているが、かつてレンタルビデオ店「ハリウッドビデオ」があった場所であり、同じ経営会社で古着屋となった。まさに本作とリアルに同じ状況なのだ。
宮崎生花店

繁子と芹澤興人演じるゲイチが働いている、1873年(明治6年)創業の老舗の花屋さん。『コクリコ坂から』の1シーンで使われたことでも有名になった。
古いながらもオシャレな外観は関東大震災で被災した後、大正13年に建て替えられた当時の姿のままで、すでに築102年が経つ。
現在、店内に「食堂ノチノチ」を併設しており、ランチが人気だ。
日本丸メモリアルパーク

池脇千鶴演じる幹夫の同僚・りずむが幹夫をお弁当に誘い、ランチする公園だ。りずむは幹夫に恋心を抱いていたが、ここで幹夫が結婚していたことを知り、悲しみに暮れる。
りずむのお弁当は宮崎生花店内にある「食堂ノチノチ」のお手製。
横浜マリンタワー

横浜開港100周年事業として作られたタワーで、2009年、22年と二度リニューアルし、いまも人気の観光スポット。三階には幹夫と繁子・大介叔父さんとゲイチが食事するイタリアンレストランが入っており、店内から見える山下公園や海岸線などの眺めが素晴らしい。


実在の場所がスクリーンに映し出される本作。幹夫や繁子が過ごした横浜の空気感をぜひ体感して欲しい。
『ラプソディ・ラプソディ』はテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開中。


