山田涼介が、2025年「このミステリーがすごい!」大賞・文庫グランプリ受賞の話題作の実写化「一次元の挿し木」に主演。7月より放送がスタートする。
ヒマラヤ山中で発掘された200年前の人骨をDNA鑑定にかけると、失踪し、行方不明になった義理の妹と完全に一致。
不可解な鑑定結果に戸惑う中、関係者たちが次々と殺害される。さらに、研究室で保管していた人骨も、何者かに盗まれた。失踪した義理の妹の生死と、DNA一致の謎とは――真相を追う主人公は、予測不能な陰謀へと巻き込まれることに…。
原作は、宝島社「このミステリーがすごい!」大賞シリーズ、2025年文庫グランプリ受賞作の同名小説(作:松下龍之介)。発行部数65万部突破のヒット小説が待望の実写化となる。

主人公の遺伝子学を研究する大学院生・七瀬悠を演じるのは、山田涼介。悠は、豪雨で行方不明になった義理の妹・紫陽を忘れられず、彼女は生きていると信じている。そんなある日、古人骨のDNA鑑定をしたことから、悠は事件に巻き込まれることに――。
悠に待ち受ける、予測不能な陰謀とは…そして、二転三転する真実の果てに待つ、想像を絶する結末とは――。時を超えた謎に挑む、ヒューマンミステリーとなっている。
山田涼介「人生経験を経た中で、この役に挑めるのは良かった」
■七瀬悠(ななせ・はるか)…山田涼介
遺伝子学を研究する大学院生。4年前の豪雨で行方不明になった義理の妹・紫陽が生きている、と信じている。人付き合いが得意ではなく、友人はいない。ある日、インド・ループクンド湖で発掘された200年前の人骨のDNA鑑定を行うと、行方不明の義理の妹・紫陽とDNAが完全一致する、という不可解な謎に巻き込まれていく。

演じる山田は、原作小説を読み「本当に次の展開が全く見えないミステリーだ」と感じたという。「今年33歳になりましたが、『これまでの人生でいろんな人と出会いいろんなことを吸収して、インプット・アウトプットしてきた山田涼介が、この七瀬悠を演じたらどんな風になるんだろう…』という、自分自身への探求心を読んだ時に感じて、このオファーを受けさせて頂くことを決めました」と明かす。
「それぞれのキャラクターがそれぞれの思惑の中で動く、いろんな愛の形を持った人たちが集まっているドラマだと感じていて、それはこれまでに様々な経験をしていないと分からない部分もあると思うので、この年齢で、この人生経験を経た中で、この役に挑めるのは良かったなと思っています」と語った。
また、時を超えた謎に挑むヒューマンミステリーであるが、「(視聴者は)多分、考察しきれないと思います!予測できないと思いますが、考察で盛り上がってくれるといいですね」と期待を込める。
「今はまだクランクイン前なのですが、現状すでに最後までの台本の流れは手元にあって…本編もかなり時を超えて行ったり来たりするのですが、撮影自体も1話を撮って7話を撮って…といった感じで、まさしく“時を超えた”撮影になると思うので(笑)演じる側としては難しいですが、すごくやりがいがあります」と明かしつつ、「悠視点でこのドラマを追って、真相を突き止めて頂けたら」とアピールした。

原作者・松下龍之介よりコメント
原作者の松下龍之介です。はじめに、今回のドラマ化に際し、ご尽力くださった関係者の皆様、そして主演の山田涼介さんをはじめとする出演者の皆様に、心より感謝申し上げます。
このコメントを書くにあたり、これまでのことを色々と思い返していました。「一次元の挿し木」は僕のデビュー作です。執筆中は小説を書いていることを誰にも打ち明けてこなかったので、「一次元の挿し木」の世界や、そこに登場する人物たちを知っているのは、宝島社の「このミス」大賞に応募した2024年5月31日までは、宇宙で僕一人だけでした。なので、受賞後に編集者さんの口から『悠』や『紫陽』『唯』『牛尾』などの登場人物の名前が出てくるたびに、なんだか自分の脳みそを直に触られているようなむずがゆさを覚えました。それ以降も、この作品の世界や人物に多くの読者の方が共鳴し、共感してくださっていることに深く感謝しながらも、その一方で、僕だけが知っていた友人たちを誰かに紹介してしまったような寂しさ、加えて、自分の魂を切り売りしてしまったような罪悪感を覚えることもありました。ドラマ化のお話をいただいたのは、まさに僕自身が、そうした変化との向き合い方をまだ模索しているさなかでした。
作者の理解が追いつかないほどの速度で、「一次元の挿し木」の根が次元を跨いで広がっていくことに戸惑いながらも、実際にお会いした制作陣の皆様が、この作品を真摯に読み込み、情熱をもって向き合ってくださっている姿を見て、少しずつ、「この作品はすでに僕だけのものではない」という意識も芽生えました。最近では、読んでくださった方、そしてこれから観てくださる方の頭の中に生まれるそれぞれの「一次元の挿し木」を尊重することが、プロ作家としてのあり方なのかもしれない、と思うようにもなっています。まだ、その覚悟ができているか自信はないですが。
原作者として、そして一視聴者として、ドラマ「一次元の挿し木」を楽しみにしております。何卒よろしくお願い申し上げます。
「一次元の挿し木」は7月、毎週日曜22時30分~読売テレビ・日本テレビ系全国ネットにて放送開始。


