岡田将生と染谷将太が共演するTBS金曜ドラマ「田鎖ブラザーズ」最終話が6月19日に放送され、両親殺害犯への復讐のためだけに生きてきた兄弟の物語が終幕。はっきりと示されなかった結末には「モヤモヤする」との声も上がるなか、ラストシーンや兄弟役を演じた2人には「全部終わってから涙が止まらなくなりました」「兄弟がずっと愛おしく思えた」「あの演技ができる染谷将太と岡田将生なにもの」など絶賛の声が相次いでいる。
本作は、岡田と染谷が演じる“田鎖ブラザーズ”が警察官となり、時効になった両親殺害事件の真相を追う完全オリジナルのクライムサスペンス。
岡田が神奈川県警青委署の強行犯係刑事である兄・田鎖真、染谷が県警捜査一課の検視官である弟・稔を、質屋の店主で元新聞記者、事件について何かを隠している足利晴子を井川遥、真のバディ刑事で兄弟の復讐に気づく宮藤詩織を中条あやみ、若手刑事・石坂を宮近、両親殺害事件の担当刑事でもあった強行犯係係長・小池俊太を岸谷五朗。

殺害された真と稔の父親・田鎖朔太郎を和田正人、田鎖兄弟と晴子を見守ってきたが自ら死を選んだ町中華「もっちゃん」の店主・茂木幸輝を山中崇。朔太郎が働いていた辛島金属工場の工場長・辛島貞夫を長江英和、その妻の山岳写真家・辛島ふみを仙道敦子が演じている。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
31年前の事件の全貌が、ふみの口から明かされた。
貞夫は山で大ケガを負ったふみの手術費用をねん出するため、五十嵐組の密造拳銃取引に加担し、口封じのために茂木を利用して朔太郎たちを殺したのだ。やっとのことで真相にたどり着いたというのに、過去の自分の行いを何一つ覚えていない貞夫に、虚しさを抱えながら拳銃を突き付ける稔。

だが、ふみが、“朔太郎と兄弟の母・由香はそのとき逃げることも動くこともせず、声も出さなかった”と茂木から聞いたと話すと、稔の表情が一変。「もしかして、もう死んでた?」と気づいた稔は、31年前の検視を洗い直し、当時は見落とされた何らかの毒物による毒殺の可能性に気づく。

その日、両親だけが口にした毒物が混入されていた可能性があるものーーそれは、両親があんかけ焼きそばにいつもたっぷりとかけていたお酢だった。
「毒物が出たら犯人はもっちゃんじゃない」と証明するために、ドイツの法医学研究所まで飛んだ稔が突きとめたのは、ジギタリスという有毒植物。密造拳銃取引の際、漁師である父の足利公司を殺された当時16歳の晴子が混入させたものだった…。
しかも、「気分転換に読んでみたら?」と当時の晴子にジギタリスが載った植物図鑑を薦めていた訪問員の手には、市役所の相談員・秦野小夜子(渡辺真起子)と同じほくろが…。
「この声…トントン?!」「怖すぎて鳥肌」「トントン小夜子が強烈」「最終回で一番衝撃」など、相談者の手をトントンしながら現在でも復讐心を抱える者たちにつけ込み洗脳していた小夜子の声だけの登場に視聴者は反応。
そして、晴子を港に呼び出し問い詰めた真と稔に、真相を語りはじめる晴子。復讐を果たしたのに、なぜ、いままで手を貸してくれたのかと問われると、「晴ちゃん 晴ちゃん」って真と稔が呼ぶから、死んだ弟に重なったと打ち明けた。
「私はきっと真と稔に裁かれたかったんだと思う」と言う晴子に、稔は密造拳銃の銃口を向ける。でも、撃つことなどできず、「あとは俺がやる」と真が涙をこらえながら、銃を放つシーンで場面は転換。血が滴り落ちてはいたものの、晴子を撃ったのかどうか、はっきりとは描かれないままとなった。

これには「モヤモヤで終わっちゃった」「ラストがはっきりしないのは苦手」「すっきりさせずに終わったのは全然私は良かったし もう3人の銭湯の場面で見たいものは見たから心残りはない」など、賛否両論、様々な声が相次ぐ。
その中でも、31年前から人生を奪われたまま生きてきた田鎖兄弟を演じ切った岡田と染谷には改めて絶賛の声が集まり、「兄弟がずっと愛おしく思えたのはこの2人のお陰だな」「岡田将生と染谷将太は3歳差なのか…演技力も相まってまじで初回からリアルな兄弟感すごかった」「あの演技ができる染谷将太と岡田将生なにもの」「港のシーンの稔はあまりにも弟な顔してたし、真はあまりにも兄な顔してた」「兄弟愛をシンプルに描いてくれたのが個人的にとても好み」といった声とともに、「今度はハッピーなストーリーで兄弟役をやって」とのお願いも。

そして、殺害されて時間が止まったままの両親と両親の歳を超えてしまった兄弟、田鎖家の4人が、あんかけ焼きそばにお酢をたっぷりとかけ、笑顔いっぱいに1つの食卓を囲むラストシーンには、「4人のシーンが良すぎてもうなんか満足した」「この3ヶ月ずっとチャーハンの口だったけど、最後の最後にお酢を滝のようにかけたあんかけ焼きそばが食べたくて仕方ない」「とりあえず明日は焼きそばにお酢をかけて食べたい」と視聴者が注目。

さらに「真も稔も最後の食事のシーンで弾けたように笑ってるの初めて見た」「これぞ新井Pって感じのエンド!最後の食卓のシーン、2人にこんないまがあったらと思うと切なくて。鳥肌が止まらなくて、全部終わってから涙が止まらなくなりました」「「復讐で自分の人生が奪われる」ことを証明しているのがしんどい」「視聴者が解釈したいようにすればいいってことか。ならば私は復讐の連鎖は止まったと思いたい」など、考察とはまた違った今作のメッセージに関心を寄せる声も相次いでいる。

