放送開始からわずか4話で視聴率21%を突破し、爆発的なヒットを記録しているドラマ『エージェント・キム: リアクティべーティッド』(Netflixで日本配信中)で、主演ソ・ジソブの過去を描くシーンがすべてAIによって制作されていたことが明らかになり、大きな話題を集めている。
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約3分間に及ぶアクションシーンが「フルAI」
7月9日、AI映像コンテンツ専門企業のMorpheus Studioは、『エージェント・キム』で特殊要員出身の主人公キム部長(演者ソ・ジソブ)の過去を描いた約3分間のシーンを、すべてAIで制作したと発表した。このような試みは、韓国ドラマでは『エージェント・キム』が初のケースだという。
このAI映像は第1話と第2話にわたって放送された。内容は、北朝鮮出身工作員として活動していた主人公が、北へ派遣され特殊任務を遂行する過去を描いたものとなっている。

劇中では、北朝鮮を舞台にソ・ジソブ演じる主人公が建物を爆破するシーンをはじめ、雪道やトンネル内でのカーチェイス、車両の横転、ガードレールを突き破って川へ転落・水没する場面、さらに水中から車両が引き揚げられるシーンまで、すべてAIによって再現された。
また、AI映像で課題とされる人物の一貫性についても違和感のない仕上がりとなっており、クローズアップのカットまで自然に表現されている点が注目を集めている。
これらのシーンを実写で撮影する場合、美術セットや海外ロケ、爆破などの特殊効果、CGを含むVFX制作などに莫大な費用がかかるとみられる。制作陣は、主人公の背景を描く上で欠かせないシーンだと判断し、思い切ってフルAIによる制作を採用したという。
「AIはクリエイターの強力なパートナーになれる」
今回の取り組みについて、Morpheus Studioのリュ・ジェファン副代表は、「数秒程度のVFXカットをAIで補うというレベルではなく、物語の完成度を高めるために欠かせない一連のシーン全体をAIで制作したことが、今回最大のポイントです」と説明。
さらに、「『エージェント・キム』では、制作陣が企画段階からAI映像をどのように活用するかという明確なビジョンを持っていたため、高い完成度を実現することができました。AIは、優れた企画やストーリーを持つクリエイターにとって、新たな創作ツールであり、強力なパートナーになり得ることを示した好例になったと思います」と語った。
『エージェント・キム: リアクティべーティッド』(全10話)は、韓国SBSにて毎週金・土曜日に放送中。Netflixで日本配信中。
(記事提供=OSEN)
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