『サウラ家の人々』作品情報 ドキュメンタリー
2020年11月21日 公開の映画作品あらすじ
世界映画史に残るスペインの3人の監督、ルイス・ブニュエル、カルロス・サウラ、ペトロ・アルモドバル。『サウラ家の人々』は、その一人、カルロス・サウラとその子どもたちとの会話を撮った、知的刺激溢れるドキュメンタリー映画である。サウラは今年88歳。生きる伝説だ。サウラは4人の女性との間に7人の子供をもうけている。カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアの世界三大映画祭での受賞歴や、多数の候補作があり、と、自在に創造に励んだこの巨匠は私生活においても自由奔放だった。最も知られている相手は世界的名優チャップリンの娘、ジェラルディン・チャップリンで息子も授かっている。当初、フェリックス・ビスカレット監督は、この偉大な監督のフィルム・ポートレイトを撮りたいと本作を企画した。彼と7人の子どもたちとの会話を通して、そのさまざまな側面を浮かび上がらせようと試みたのだが、彼は過去について話すことを好まない人物だった。好きなことは、絵を描くことと写真であった。本作の製作を通して、映画の他にはサウラがただただ絵と写真が好きだ、ということが示される。本作で重要な場所として何度も現れる書斎。そこは絵を描き、本を読み、家族と語らい、そして映画を構想する大切な場所だった。本作には『カラスの飼育』、『カルメン』、『血の婚礼』など、サウラの代表作が大胆に引用されている。ただ映像が抜粋されて使用されているだけではない。サウラと家族たちが語らうシーンの背景にさまざまに投影され、まさにサウラと家族の人生、そして映画作りが重層的に表現されている。
予告動画・特別映像
スタッフ
- 監督・脚本
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フェリックス・ビスカレット
キャスト
- カルロス・サウラ
- カルロス・サウラ・メドラノ
- アントニオ・サウラ・メドラノ
- アンナ・サウラ・ラモン
作品データ
- 2020年11月21日より 新宿 K's cinema ほか全国にて公開
- 原題Saura(s)
- 公開日 2020年11月21日
- 製作年2017
- 製作国スペイン
- 上映時間85分
- 映倫区分G
- 配給会社パンドラ
- クレジット© Una producción Pantalla Partida e Imval Madrid. 2017
- 公式サイト