松雪さんは“ファンキー”な人『子宮の記憶/ここにあなたがいる』クリスマス特別試写会 柄本佑、若松節郎監督
ある病院で起きた新生児誘拐事件。17年後、被害者の少年は素性を隠してかつて自分を誘拐した犯人の女のもとで働き始める。いつしか2人の間には親子とも恋人とも言えぬ不思議な感情が芽生えるが——。寂しさを抱え、出口を求めてさまよう2人の姿を美しくも切なく描いた『子宮の記憶/ここにあなたがいる』。本作のクリスマス特別試写会が都内で開かれ、主演の柄本佑と監督の若松節朗が舞台挨拶に上がった。
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柄本さんは松雪泰子との共演について聞かれると「松雪さんはキレイな方なんですが、イメージと違ってとってもファンキーでした。話していて年の差を感じさせない若々しさを持っています」と語り、普段は現場で緊張して口数が少なくなるという柄本さんも、松雪さんとの会話でリラックスして楽しく撮影に臨めたと明かしてくれた。
監督を務めたのはこれまで「やまとなでしこ」や「熟年離婚」といった人気ドラマを手がけてきた若松監督。普段テレビでの仕事が多く映画は『ホワイトアウト』以来6年ぶりとなるが「テレビでは表わせない空気感や風の匂いをスクリーンで表現したかった。沖縄で毎日ウキウキしながら撮影してました」と久々の映画作品にかける意気込みを感じさせた。作品のテーマについては「少子化問題や、親子のつながりの希薄化が叫ばれる今、この映画をやらなくてはいけないと思った」と語り「今の世の中の諸問題がいっぱい詰まった映画です。いろいろなものを感じ取っていただければ」と作品に込めた思いを語った。
どのような人たちに観てほしいかという問いに若松監督は「子供を持つお母さんに観てほしい」と語ったがこの日、会場には安倍晋三総理の母・安倍洋子さん、元農相の故・加藤六月氏の夫人の睦子さんらも訪れた。そろって舞台に上がった2人は、さまざまな社会問題が噴出している今、親子をテーマにした作品が上映されることに称賛の言葉を送り「親子について考えるきっかけになるのでは」と語った。美しい沖縄の海を背景に、新たな視点で“親子”に切り込んだ異色作『子宮の記憶/ここにあなたがいる』。公開は年明け1月13日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて。
《シネマカフェ編集部》
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