「死にゆくその日まで写真を撮りたい」アニー・リーボヴィッツの真実とは?
オノ・ヨーコに裸でしがみつくように寄り添うジョン・レノン。臨月の大きなお腹を抱えながら、素肌をさらすデミ・ムーア。アメリカのみならず、世界の目を釘づけにしてきた話題の写真たちの生みの親、それが女性フォトグラファー、アニー・リーボヴィッツだ。
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そんなリーボヴィッツにスポットを当てたドキュメンタリーでは、彼女がどのような経緯を経て写真家としてのサクセスを遂げたか、彼女に撮られるセレブリティたちと彼女の間にはどのような信頼関係が成り立っているのかが語られる。ローリング・ストーンズのツアー写真で一躍名を轟かせ、ジョン・レノン&オノ・ヨーコ夫妻とも深い絆で結ばれるリーボヴィッツ。ローリングストーン誌からヴァニティ・フェア誌へと移籍し、ミュージシャンのみならず、幅広いジャンルのセレブと向き合うことになったリーボヴィッツ。
輝かしく、羨望の眼差しを集めるであろう彼女について、多くのセレブリティたちが言葉を寄せるインタビュー映像の洪水は圧巻の一言だ。
ひとつ、著名な人物に迫るドキュメンタリーの数々と本作の趣きが異なるのは、リーボヴィッツ自身のプライベートな詳細に迫りきっていないこと。それは、製作、監督を務める実妹・バーバラがあえてそうしたのか、それとも彼女の作品をスクリーンに映し出すことが内面に迫る唯一の手段だからか。ともあれ、「死にゆくその日も写真を撮っていたい」と語るリーボヴィッツの一言に、彼女を知る上での大切な真実が詰まっているのは確かだ。
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