「ジャックという男は頭が固くて威張ってる」マシュー・フォックス「LOST」を語る
TVドラマ「エイリアス」や『M:i:III』を手がけ、4月に公開される『クローバーフィールド/HAKAISHA』のプロデューサーも務めるJ.J.エイブラムスによる「LOST」。アメリカ本国でのヒットに続き、日本でも快進撃を続ける本ドラマのシーズン3がコンプリートDVD-BOXとなって2月20日(水)にいよいよ発売となる。本作で無人島に漂流した生存者たちのリーダー、ジャック・シェパードを演じたマシュー・フォックスに話を聞いた。
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TVドラマ「エイリアス」や『M:i:III』を手がけ、4月に公開される『クローバーフィールド/HAKAISHA』のプロデューサーも務めるJ.J.エイブラムスによる「LOST」。アメリカ本国でのヒットに続き、日本でも快進撃を続ける本ドラマのシーズン3がコンプリートDVD-BOXとなって2月20日(水)にいよいよ発売となる。本作で無人島に漂流した生存者たちのリーダー、ジャック・シェパードを演じたマシュー・フォックスに話を聞いた。
全米、日本のみならず世界各地で人気を博している「LOST」は2004年にスタートし、2010年までのシリーズ続行がすでに決定している。マシューは、「ジャックが魅力的な人物かどうか、僕には何とも言えない」と笑う。
「ジャックというのは頭が固くて、常に緊張していて、威張っているんだ。ほかの人に比べて、モラルの物差しがかなりきついと思うよ。島での彼は、人間としての尊厳とか、周囲の人間に対しての同情といったことを、徐々に広げていく人物なんだけど、僕自身は時々ジャックはいやな奴だと思うよ(笑)。他人に対して、すごく厳しいしね。ジャックが人に好かれる人物かどうかはちょっと分からないな。でも僕自身、誰にでも好かれるような役柄を演じていきたいとは思っていないんだ。僕は人間性のある、信じていることに進んで、感情や情熱をもっていくような役柄の方が好きだよ」。
では、マシューとジャックの共通点は?
「どんな俳優でも、演じるキャラクターと自分と間に何らかの共通点はあると思うよ。むしろ、それを見つけ出すのが、僕たち役者の仕事の一部だと思っているからね。当然ながらジャックと僕にも、似ている点はある。もちろん異なる点もあるよ。僕自身はジャックのようにリーダーシップを取る必要はないと思っているから。でも、ジャック・シェパードはリーダーシップを取るということにとり憑かれている男なんだ」。
そんなジャックを演じることをマシューは楽しんでいるようだ。
「もちろん、ハッピーな楽しみ方というのではなく、困難なことに挑戦することを楽しむという意味だよ。ジャックの人生に入っていくことによって、そういう状況にならざるを得ないんだけどね。そういう状態で、ジャックが何をしているか、何を考えてるかということが重要だと思っているよ。フラッシュバックの部分も演じているし、そこから島にいる現在までが“ジャック”なんだ。フラッシュバックをいかに演じるかで、島でのジャックが現実味を帯びてくるし、視聴者にとっても興味の持てるキャラクターになるんじゃないかな。演じるときは常に追い込まれてしまうんだよ。この人物はどういう人なのか見極めようとすると同時に、自分自身がどういう人物なのかに気づく。このプロセスの間に自分を客観的に見ることもできるんだ。過去にどんな間違いを犯したか、10年前の自分はどんな人物だったのか、そこからどう成長してきたか…。このドラマへの出演は、僕自身を見つめ直す良い機会だったと思ってるよ」。
最後にDVDならではの「LOST」の楽しみ方を訊いてみると…「いくらDVD-BOXで全話が揃っているからって、続けて見ちゃダメだよ」とニヤリ。
「例えば、一日に5エピソードだけとか決めて見た方がいいな。アメリカでもBOXを買うと、24時間ずっと見っぱなしになる人が多いんだよ(笑)。まあ、それだけ素晴らしい作品だということなんだけど。だけど、時々見るのを止めて、食事もちゃんとして、睡眠も取らなきゃ。でもシーズン3はこれまでの中でも一番良く出来ているんだ。見逃していいシーンなんて一つもないよ。特筆すべきはラスト5分。ちゃんと最初から見て楽しんでほしいな」。無人島のリーダー、ジャックの忠告は無視しない方がよさそうだ。
「LOST シーズン3」COMPLETE BOX
http://www.lost-dvd.jp
発売:2月20日(水)
価格:21,000円(税込)
発売元:ウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメント
© Buena Vista Home Entertainment, Inc.
全米、日本のみならず世界各地で人気を博している「LOST」は2004年にスタートし、2010年までのシリーズ続行がすでに決定している。マシューは、「ジャックが魅力的な人物かどうか、僕には何とも言えない」と笑う。
「ジャックというのは頭が固くて、常に緊張していて、威張っているんだ。ほかの人に比べて、モラルの物差しがかなりきついと思うよ。島での彼は、人間としての尊厳とか、周囲の人間に対しての同情といったことを、徐々に広げていく人物なんだけど、僕自身は時々ジャックはいやな奴だと思うよ(笑)。他人に対して、すごく厳しいしね。ジャックが人に好かれる人物かどうかはちょっと分からないな。でも僕自身、誰にでも好かれるような役柄を演じていきたいとは思っていないんだ。僕は人間性のある、信じていることに進んで、感情や情熱をもっていくような役柄の方が好きだよ」。
では、マシューとジャックの共通点は?
「どんな俳優でも、演じるキャラクターと自分と間に何らかの共通点はあると思うよ。むしろ、それを見つけ出すのが、僕たち役者の仕事の一部だと思っているからね。当然ながらジャックと僕にも、似ている点はある。もちろん異なる点もあるよ。僕自身はジャックのようにリーダーシップを取る必要はないと思っているから。でも、ジャック・シェパードはリーダーシップを取るということにとり憑かれている男なんだ」。
そんなジャックを演じることをマシューは楽しんでいるようだ。
「もちろん、ハッピーな楽しみ方というのではなく、困難なことに挑戦することを楽しむという意味だよ。ジャックの人生に入っていくことによって、そういう状況にならざるを得ないんだけどね。そういう状態で、ジャックが何をしているか、何を考えてるかということが重要だと思っているよ。フラッシュバックの部分も演じているし、そこから島にいる現在までが“ジャック”なんだ。フラッシュバックをいかに演じるかで、島でのジャックが現実味を帯びてくるし、視聴者にとっても興味の持てるキャラクターになるんじゃないかな。演じるときは常に追い込まれてしまうんだよ。この人物はどういう人なのか見極めようとすると同時に、自分自身がどういう人物なのかに気づく。このプロセスの間に自分を客観的に見ることもできるんだ。過去にどんな間違いを犯したか、10年前の自分はどんな人物だったのか、そこからどう成長してきたか…。このドラマへの出演は、僕自身を見つめ直す良い機会だったと思ってるよ」。
最後にDVDならではの「LOST」の楽しみ方を訊いてみると…「いくらDVD-BOXで全話が揃っているからって、続けて見ちゃダメだよ」とニヤリ。
「例えば、一日に5エピソードだけとか決めて見た方がいいな。アメリカでもBOXを買うと、24時間ずっと見っぱなしになる人が多いんだよ(笑)。まあ、それだけ素晴らしい作品だということなんだけど。だけど、時々見るのを止めて、食事もちゃんとして、睡眠も取らなきゃ。でもシーズン3はこれまでの中でも一番良く出来ているんだ。見逃していいシーンなんて一つもないよ。特筆すべきはラスト5分。ちゃんと最初から見て楽しんでほしいな」。無人島のリーダー、ジャックの忠告は無視しない方がよさそうだ。
「LOST シーズン3」COMPLETE BOX
http://www.lost-dvd.jp
発売:2月20日(水)
価格:21,000円(税込)
発売元:ウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメント
© Buena Vista Home Entertainment, Inc.
《シネマカフェ編集部》
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