『JUNO』のライトマン監督、別所哲也に劇中使用の黄色いショートパンツ贈呈?
全米でわずか7館での公開からスタートし、観客の口コミによって最終的に2,000館以上で拡大公開された『JUNO/ジュノ』。監督は弱冠30歳で、本作が長編2作目のジェイソン・ライトマン。実は監督は、長編デビュー前に、毎年日本で開催されているアジア最大の短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」で、2001年に観客賞受賞経験を持っている。折りしも今年で10周年を迎える「ショートショート」の開催期間中に『JUNO/ジュノ』の初日を控え、ライトマン監督が来日。映画祭実行委員代表である別所哲也とのトークイベントが6月13日(金)に銀座のアップルストアで開催された。
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全米でわずか7館での公開からスタートし、観客の口コミによって最終的に2,000館以上で拡大公開された『JUNO/ジュノ』。監督は弱冠30歳で、本作が長編2作目のジェイソン・ライトマン。実は監督は、長編デビュー前に、毎年日本で開催されているアジア最大の短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」で、2001年に観客賞受賞経験を持っている。折りしも今年で10周年を迎える「ショートショート」の開催期間中に『JUNO/ジュノ』の初日を控え、ライトマン監督が来日。映画祭実行委員代表である別所哲也とのトークイベントが6月13日(金)に銀座のアップルストアで開催された。
ライトマン監督は「コンニチハ、元気デスカ? 『誰も来なかったらどうしよう!?』と思っていたので、こんなに多くの方が来てくれて嬉しいです」と陽気に挨拶してくれた。『JUNO/ジュノ』の日本公開を前に、「映画を作っていて、いいな、と思えるのは国境を越えてほかの国の人々にも楽しんでもらえるということ。自分の生まれ育った国とは文化も言葉も違う人たちが、映画館で大声で笑ってくれるってすごいことだと思います」と喜びを口にした。
「ショートショート」以来、旧知の別所さんは作品について「妊娠のことだけでなく、恋愛や家族、高校時代のことなど、観ていていろんなことを考えさせられました。僕は男だし、ジュノのお父さんや彼氏の気持ちに共感する部分が多かったかな。(ジュノの彼氏が劇中で履いている)黄色いショートパンツは持ってないけど…」と感想を語った。これに対し監督は「哲也は実はこの映画を気に入らなくて、『観客賞を返せ!』って言ってたと聞いたけど(笑)?」とおどけながら「今度ペアの黄色いショートパンツを贈るから、履いてるところをちゃんと写真撮って送ってよ」と笑った。
監督は映画について「僕は、厄介なテーマをコメディとして撮るのが好きなんだ。タバコ(前作『サンキュー・スモーキング』)とか今回の10代の妊娠とかね。コメディとして撮る方が、ドラマよりもオープンに議論できるとも考えてるよ」と自らの映画への姿勢を説明。さらに、印象的なオープニングシーンについて話が及ぶと「僕自身、映画のオープニングが大好きなんだ。ここ10年ほどで、いわゆるオープニングがある映画は少なくなってしまったけど、実は映画のトーンを決定づける重要な要素なんだ。今回のオープニングは、2001年に『ショートショート』で知り合った映画監督に依頼したんだ。こうやってシナジーが生まれていくのは素晴らしいことだよ」と力説。
別所さんも「映画祭で人が出会い、新しいことが生まれるというのは、主催する側にとっても本当に嬉しいこと。『ショートショート』出身のライトマン監督が、ハリウッドでサクセスストーリーを歩んでいることは、僕らにとっても大きな励みになっています」と称えた。
最後にライトマン監督は、集まった観客に向けて「『JUNO/ジュノ』を観て劇場から出ると、きっとみんな頭も顔も良くなってると思うよ(笑)。ぜひ楽しんで下さい!」と笑顔で語りかけた。
『JUNO/ジュノ』はシャンテ シネほか全国にて公開中。
『JUNO/ジュノ』特集
http://www.cinemacafe.net/ad/juno/
ライトマン監督は「コンニチハ、元気デスカ? 『誰も来なかったらどうしよう!?』と思っていたので、こんなに多くの方が来てくれて嬉しいです」と陽気に挨拶してくれた。『JUNO/ジュノ』の日本公開を前に、「映画を作っていて、いいな、と思えるのは国境を越えてほかの国の人々にも楽しんでもらえるということ。自分の生まれ育った国とは文化も言葉も違う人たちが、映画館で大声で笑ってくれるってすごいことだと思います」と喜びを口にした。
「ショートショート」以来、旧知の別所さんは作品について「妊娠のことだけでなく、恋愛や家族、高校時代のことなど、観ていていろんなことを考えさせられました。僕は男だし、ジュノのお父さんや彼氏の気持ちに共感する部分が多かったかな。(ジュノの彼氏が劇中で履いている)黄色いショートパンツは持ってないけど…」と感想を語った。これに対し監督は「哲也は実はこの映画を気に入らなくて、『観客賞を返せ!』って言ってたと聞いたけど(笑)?」とおどけながら「今度ペアの黄色いショートパンツを贈るから、履いてるところをちゃんと写真撮って送ってよ」と笑った。
監督は映画について「僕は、厄介なテーマをコメディとして撮るのが好きなんだ。タバコ(前作『サンキュー・スモーキング』)とか今回の10代の妊娠とかね。コメディとして撮る方が、ドラマよりもオープンに議論できるとも考えてるよ」と自らの映画への姿勢を説明。さらに、印象的なオープニングシーンについて話が及ぶと「僕自身、映画のオープニングが大好きなんだ。ここ10年ほどで、いわゆるオープニングがある映画は少なくなってしまったけど、実は映画のトーンを決定づける重要な要素なんだ。今回のオープニングは、2001年に『ショートショート』で知り合った映画監督に依頼したんだ。こうやってシナジーが生まれていくのは素晴らしいことだよ」と力説。
別所さんも「映画祭で人が出会い、新しいことが生まれるというのは、主催する側にとっても本当に嬉しいこと。『ショートショート』出身のライトマン監督が、ハリウッドでサクセスストーリーを歩んでいることは、僕らにとっても大きな励みになっています」と称えた。
最後にライトマン監督は、集まった観客に向けて「『JUNO/ジュノ』を観て劇場から出ると、きっとみんな頭も顔も良くなってると思うよ(笑)。ぜひ楽しんで下さい!」と笑顔で語りかけた。
『JUNO/ジュノ』はシャンテ シネほか全国にて公開中。
『JUNO/ジュノ』特集
http://www.cinemacafe.net/ad/juno/
《シネマカフェ編集部》
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