【どちらを観る?】母性くすぐる囚人と、野心家な兄…どちらのユアンがお好き?
『フィリップ、きみを愛してる!』ではジム・キャリーと愛し合い、『ウディ・アレンの夢と犯罪』ではコリン・ファレルの兄になるという、興味をかき立てられずにはいられないキャスティングに身を投じているユアン・マクレガー。どちらのユアンに惹かれるか? …そんな問いには難し過ぎて答えられない。
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『フィリップ、きみを愛してる!』ではジム・キャリーと愛し合い、『ウディ・アレンの夢と犯罪』ではコリン・ファレルの兄になるという、興味をかき立てられずにはいられないキャスティングに身を投じているユアン・マクレガー。どちらのユアンに惹かれるか? …そんな問いには難し過ぎて答えられない。
と言うのも、『フィリップ、きみを愛してる!』で彼が演じたフィリップは、タイトルからも分かるように、ジム・キャリー扮する主人公・スティーヴンから愛を捧げられる役どころ。刑務所で出会い、恋に落ちたふたりは所内でイチャイチャする仲となる。このイチャイチャぶりこそが本作のベスト・モーメントで、心優しい囚人・ユアンと天性の詐欺師・ジムのラブラブ演技が見事を通り越して感動的。うっとりと愛を語り合い、情熱的に愛を交わし、荒んだ刑務所ライフを甘い時間に変えていくふたりにキュンとさせられる。
一方、『ウディ・アレンの夢と犯罪』の兄・ユアンと弟・コリンも、ある意味イチャイチャ。曰くつきの小型クルーザーの購入をきっかけに、それぞれの日常を狂わせていくユアン&コリン兄弟のオロオロ演技が、サスペンスタッチの人間ドラマの中で生きている。どちらかと言えば、単純明快にオロオロするのは弟・コリンの方で、向上心のない弟とは対照的な兄・ユアンは、野心家ならではのギラギラ感を放ちつつ、心の中でオロオロし尽くすというキャラクター。悲劇のうねりから抜け出せず、揃ってオロオロする兄弟の愚かさが切なくもおかしい。
ジム・キャリーにせよ、コリン・ファレルにせよ、ユアンを相手に絶妙なケミストリーを見せているのは確か。それだけに、スティーヴとフィリップが離れ離れになる後半は、作品自体のミラクルな輝きが若干薄れる。かたや、兄弟のケミストリーが最も効力を発揮するのは、衝撃の結末が待ち受けるクライマックスにおいて。さて、どちらのユアン・マクレガーから観てみる?
と言うのも、『フィリップ、きみを愛してる!』で彼が演じたフィリップは、タイトルからも分かるように、ジム・キャリー扮する主人公・スティーヴンから愛を捧げられる役どころ。刑務所で出会い、恋に落ちたふたりは所内でイチャイチャする仲となる。このイチャイチャぶりこそが本作のベスト・モーメントで、心優しい囚人・ユアンと天性の詐欺師・ジムのラブラブ演技が見事を通り越して感動的。うっとりと愛を語り合い、情熱的に愛を交わし、荒んだ刑務所ライフを甘い時間に変えていくふたりにキュンとさせられる。
一方、『ウディ・アレンの夢と犯罪』の兄・ユアンと弟・コリンも、ある意味イチャイチャ。曰くつきの小型クルーザーの購入をきっかけに、それぞれの日常を狂わせていくユアン&コリン兄弟のオロオロ演技が、サスペンスタッチの人間ドラマの中で生きている。どちらかと言えば、単純明快にオロオロするのは弟・コリンの方で、向上心のない弟とは対照的な兄・ユアンは、野心家ならではのギラギラ感を放ちつつ、心の中でオロオロし尽くすというキャラクター。悲劇のうねりから抜け出せず、揃ってオロオロする兄弟の愚かさが切なくもおかしい。
ジム・キャリーにせよ、コリン・ファレルにせよ、ユアンを相手に絶妙なケミストリーを見せているのは確か。それだけに、スティーヴとフィリップが離れ離れになる後半は、作品自体のミラクルな輝きが若干薄れる。かたや、兄弟のケミストリーが最も効力を発揮するのは、衝撃の結末が待ち受けるクライマックスにおいて。さて、どちらのユアン・マクレガーから観てみる?
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