シネマカフェ的海外ドラマvol.230 “愛され女子”になる方法って? 第3回
海外ドラマの恋するヒロインたちを取り上げながら、“愛され女子になる方法”を徹底研究! 第3回はいま最もオススメしたい必見ドラマ「シェイムレス 俺たちに恥はない」のフィオナに迫ります。
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
アメリカのSHOWTIME局で昨年1月から始まった「シェイムレス」は、飲んだくれダメ父さんを筆頭にした貧乏ファミリー、ギャラガー家の日常が展開するヒューマン・コメディ。2004年からイギリスで放送されているオリジナル版は、ジェームズ・マカヴォイの出世作としても知られています。ちなみに、ジェームズ・マカヴォイはオリジナル版で共演したアンヌ=マリー・ダフと結婚。そのアンヌ=マリーが演じていたのがフィオナです。
今回のリメイク版でフィオナを演じているのは、『オペラ座の怪人』などでおなじみのエミー・ロッサム。飲んだくれダメ父さんと5人の弟妹を抱える一家の長女・フィオナを、映画女優としても人気のエミーがチャーミングに演じています。このフィオナ、“父と弟妹を抱える”なんてサラリと表現したものの、その抱えっぷりが尋常じゃない! 上は高校生から下は赤ん坊まで、何かと問題続出の弟妹の面倒を見ながら、ダメ過ぎる無職父の面倒をさらに見つつ、家を出て行った母親の穴埋めをする…という壮絶な青春を送っています。
そんなド根性系ヒロイン・フィオナと出会い、恋に落ちるのが謎めいた青年・スティーヴ。オリジナル版ではマカヴォイが、そしてリメイク版ではエミーと『DRAGONBALL EVOLUTION』で共演しているジャスティン・チャットウィンが演じています(悟空とブルマ!!)。一難去ってはまた一難のファミリーライフに並行し、スティーヴとのロマンスを進行させていくフィオナですが、自分自身の夢や希望とは無縁に大黒柱としてたくましくふんばるフィオナと、そんなフィオナに普通の女の子らしい幸せを与えたいと願うスティーヴのラブ模様が気恥ずかしいほど胸きゅん。金銭的援助を申し出ようものなら激怒し、「弟たちの面倒を見てばかりで大変だね〜」などと軽々しく言おうものなら舌を引っこ抜かんばかりに睨みをきかせてくるプライド高きフィオナを前に、オロオロしつつも守ってあげたくて仕方のないスティーヴの“男気”が問われます。
また、一家のために頑張るフィオナを大事に思っているのは、弟や妹たちはもちろん、近所に住む親友のヴェロニカや幼なじみの警官・トニーも同様。家族のため、愛のために頑張るっ子と化す女子の姿は涙ぐましく、それだけで愛され女子指数もぐんぐんと上がっていきます。もちろん、自分が置かれた状況を悲観し過ぎない、凛とした態度も(スティーヴにとっては「意地っ張り過ぎ!」かもしれませんが)好感度を左右するところでしょう。
ところで、清純派のイメージが強いエミーが演じているということで、もしかしたらフィオナを“貧困の中で闘う清純派ヒロイン”と思われた方もいるかも…? それはそれで間違いではないのですが、性的には案外ワイルドなのもフィオナの特徴。フィオナとスティーヴのロマンスに肉体関係は必須であり、エミーもジャスティンも潔くぺろんと脱ぎつつの体当たりラブシーンを高い頻度で披露しています。そんな2人の関係のゆくえも気になるシーズン1最終話は今週木曜にWOWOWで放送。ものすごく面白いドラマですので、ぜひチェックを!
「シェイムレス 俺たちに恥はない」
WOWOWにて毎週木曜23:00〜放送中
公式サイト:http://www.wowow.co.jp/drama/haji/
© Warner Bros. Entertainment Inc.
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